エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1370
2023.12.17 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
CORSAIR「DOMINATOR TITANIUM First Edition」(型番:CMP48GX5M2X7200C36FEW) 製品情報(CORSAIR) |
厳選されたパーツによる優れた品質や、パフォーマンスを最大限に引き出すことができる冷却機構、さらにCORSAIRが得意としているスタイリッシュなデザインも相まって、ハイエンドユーザーを中心に高い人気を誇るDDR5メモリ「DOMINATOR DDR5」シリーズに、フラッグシップモデル「DOMINATOR TITANIUM DDR5」が登場。国内では9月より発売が開始されている。
元々は「COMPUTEX TAIPEI 2023」に合わせて披露された製品で、Grand Hyatt Taipeiの特設ブースでは実際に「DOMINATOR TITANIUM DDR5」シリーズを組み込んだデモ機が用意されていた |
以前詳細検証をお届けした「DOMINATOR PLATINUM DDR5」の上位モデルで、特許取得済みのアルミニウム製オリジナルヒートスプレッダ「CORSAIR DHX cooling technology」と、冷却用のグランド層を備えたカスタム設計PCBを採用。メモリチップや電源管理IC(PMIC)を表裏の両面から冷却することで、高いオーバークロック耐性と安定性を両立している。
またトップ部分には、11灯の高輝度アドレサブルRGB LEDを内蔵したLEDバーを備え、「iCUE」対応機器と統一したイルミネーションが可能。さらにLEDバーは取り外しができ、別売りのオプションフィンヒートシンク「Fin Accessory Kit」に交換して冷却性能を向上したり、Webサイトで提供されているdwg/dxfデータを元に3Dプリンタを使い、独自のトップバーを作成することもできる。
ヒートスプレッダのトップバー部分はカスタマイズ可能 |
メモリチップにはオーバークロック向けに厳格な基準で選別されたDRAMチップを採用し、国内第1弾モデルのメモリスピードはDDR5-6000/6400/6600/7000/7200がラインナップ。メモリプロファイルはIntel XMP 3.0に準拠し、DDR5-6000にはAMD EXPOに対応する製品も用意される。なお詳細なラインナップについては以下のプレスリリースを参照のこと。
ちなみに今回編集部に届けられた評価サンプル「CMP48GX5M2X7200C36FEW」のスペックは、DDR5-7200に対応する48GB(24GB×2)のメモリキットで、動作電圧は1.4V、メモリタイミングは36-46-46-116、ヒートシンクのカラーはホワイト。さらに初回限定モデルの“First Edition”ということで、「Fin Accessory Kit」と交換用のドライバーが同梱されていた。
本体のカラーに合わせて、ホワイトカラーの「Fin Accessory Kit」が付属。その効果については後半のテストセッションで明らかにしていく |
担当者に確認をしたところ、残念ながら“First Edition”の国内発売予定はないということだが、スペックが全く同じDDR5-7200モデルとして「CMP48GX5M2X7200C36W」はすでに発売中。さらにオプションの「Fin Accessory Kit」を購入すれば、今回と全く同じ構成を試すことができる。