エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1374
2023.12.26 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
実際にマシンを組み上げる際に重要になってくる、ファンコネクタやLEDピンヘッダのレイアウトをチェックしておこう。
ファンコネクタ(CPUファン:赤/ケースファン:オレンジ)とLEDピンヘッダ(ARGB:青/RGB:緑)の配置 |
まずファンコネクタとしては、CPUソケット上部にCPUクーラー用の「CPU_FAN」を搭載。CPU補助電源コネクタの隣には、デュアルファンを備えるクーラー用に「CPU_OPT」が搭載されている。また、「CPU_FAN」の隣にはデフォルトでフルスピード設定になっている水冷ポンプ用の「AIO_PUMP」を搭載、オールインワン型水冷のポンプなどはこちらに接続しよう。
そのほか、ケースファン用のコネクタは合計5基を搭載。CPUソケットに近い中央の「CHA_FAN1」と「CHA_FAN4」はリアファンやCPUクーラーのオプション用に、下部にはフロント寄りに「CHA_FAN3」と「CHA_FAN5」、中間に「CHA_FAN2」を備えており、ほぼ全方位のケースファンに対応できるレイアウトになっている。
電源回路のヒートシンクの直上に実装された、CPUクーラー用の「CPU_FAN」と、右隣にあるポンプ用の「AIO_PUMP」 | CPU補助電源コネクタのすぐ隣には、2基目以降のCPUクーラー用ファンを接続する「CPU_OPT」を備える |
CPUソケットの左下に実装されている「CHA_FAN1」と「CHA_FAN4」 | 「CHA_FAN3」と「CHA_FAN5」および「CHA_FAN2」は、マザーボード最下段に実装されている |
また、RGBピンヘッダはマザーボード上部と下部の2ヶ所に分かれて実装されている。上部にはARGBに対応する5V/3pinの「ADD GEN2_1」と、12V/4pinのRGB LEDピンヘッダ「RGB_HEADER」を搭載。下部にはARGB対応の「ADD GEN2_2」「ADD GEN2_3」を備え、ARGB LEDピンヘッダは合計3基が利用できる。
マザーボードの右上に2基並んで実装されている、ARGB対応の「ADD GEN2_1」と12V/4pin仕様の「RGB_HEADER」 | 下部にあるのはいずれもARGB対応のピンヘッダで、「ADD GEN2_2」「ADD GEN2_3」が並んで実装されている |
続いて基板上に実装されているチップセットや要チェックな独自機能にフォーカスし、画像セッションを締めくくろう。
大型ヒートシンクを取り外すと、ネットワークや各種USBコントローラ、I/Oカバーに内蔵されたLED用のコネクタなどが確認できる |
フロントパネルのピンヘッダを接続することなくシステムの電源をON/OFFできる「電源ボタン」。“まな板”状態での検証時やOC時に便利 | POST中の進行状況コードを表示する「Q-Code」、すぐ上部には、異常を検出した際に該当のLEDが点灯する「Q-LED」が実装されている |
電源ボタンのすぐ隣には、メイン電源コネクタのATX24pinが実装されている |
「AIO_PUMP」の隣に実装されているのは、CPUに高い電圧をかけることを可能にするオーバークロック用の「CPU過電圧ジャンパー」だ | CPUに接続されているPCI Expressスロットの信号を設定する物理スイッチの「PCIeモード変更スイッチ」。既定値/Gen4/Gen3の3段階に設定できる |