エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1375
2023.12.28 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕/池西樹(テストセッション)
続いて、Power Limitが実質無制限となるPL1/PL2=4,096Wに設定した場合の冷却性能をチェックしていこう。
「OCCT 12.1.11」のPackage Powerは、PL1/PL2=253Wから大きく変化がなく、CPU温度も概ね85℃前後で推移している。続いて「CINEBENCH 2024」の結果を確認するとテスト開始直後のPackage Powerは280W、その後も270W前後で推移し、CPU温度もほぼ100℃に張り付いてしまう。テスト結果を見る限り、「MASTERAIR MA824 Stealth」の冷却性能は270W前後が限界になるようだ。
テスト中のファンの回転数は、いずれのテストでも120mmファンが1,950rpm前後、135mmファンが1,550rpm前後でフルに回転している状態だった。また「CINEBENCH 2024」のマルチコアテストのスコアを確認すると、1,826pts→1,835ptsでほぼ誤差の範囲。CPUの温度も限界に近いことから、やはり「MASTERAIR MA824 Stealth」ではPL1/PL2=253Wの設定がパフォーマンスと発熱のバランスがいいようだ。
PL1/PL2=253W設定の「CINEBENCH 2024」の結果 |
PL1/PL2=4,096W設定の「CINEBENCH 2024」の結果 |