エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1382
2024.01.16 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
すでに画像によるチェックはファーストインプレッションでお届けしているため、ここからは早速GeForce RTX 4070 SUPER Founders Edition(以降:GeForce RTX 4070 SUPER)をPCに組み込み、気になるパフォーマンスをチェックしていこう。テストPCのCPUには、第14世代Intel Coreプロセッサの最上位モデルCore i9-14900Kを使用し、比較対象としてGeForce RTX 4070 Founders Edition(以降:GeForce RTX 4070)を用意した。
GPUクロックはベースクロック1,980MHz、ブーストクロック2,475MHzで、テスト時は最高2,805MHzまでクロックが上昇するのを確認した |
Power Limitは最高240.0Wに設定され、ビデオメモリにはMicron製GDDR6Xを採用する |
まずは3Dベンチマークソフトの定番「3DMark」から、レイトレーシングの性能をチェックする「Port Royal」の結果を確認していこう。
GeForce RTX 4070からRTコアが約22%増加していることもあり、「Port Royal」のスコアは約17%も向上している。またテスト中のフレームレートも60.24fpsをマークしており、WQHD解像度までなら重量級ゲームのマルチプレイでも超解像技術を使用する必要はないだろう。
シーン全体をレイトレーシングで描画する、「Port Royal」より負荷の高いレイトレーシングテスト「3DMark DirectX Raytracing feature test」の結果も確認しておこう。
「Port Royal」よりもRTコア数の影響が大きくなるためか、GeForce RTX 4070との差は約22%へと広がっている。またテスト中のフレームレートも62.03fpsをマークしており、やはりWQHD解像度までならマルチプレイでも超解像技術を有効にする必要はないだろう。
NVIDIAの超解像技術であるDLSSのパフォーマンスを計測する「NVIDIA DLSS feature test」のスコアも確認しておこう。ちなみに解像度は“4K”、「DLSS version」は“DLSS 3”に設定している。
“DLSS off”の設定ではGeForce RTX 4070 SUPERでもシングルプレイの目安になる30fpsをクリアすることができなかったのに対して、“DLSS on”の設定では約3.5倍の98.3fpsまでスコアが向上している。またGeForce RTX 4070と比較すると約15%高いスコアで、DLSS 3を有効にした状態でも従来モデルから大きくスコアが引き上げられている。