エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1382
2024.01.16 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
続いてレイトレーシングの他、メッシュシェーダーや可変レートシェーディング、サンプラーフィードバックなどの機能を備えた最新API DirectX 12 Ultimateを使用する「Speed Way」の結果を確認していこう。
GeForce RTX 4070 SUPERでは、RTコアだけでなくCUDAコア数やテクスチャユニットなども約22%増加しているため、「Speed Way」でも約17%スコアが向上している。ちなみにフレームレートは51.78fpsで、「Port Royal」や「NVIDIA DLSS feature test」に比べると約2割低下しているが、テスト中の動画は滑らかに再生され、シングルプレイなら全く問題のないレベル。マルチプレイでも若干の画質調整、もしくは超解像技術を併用すれば性能が不足することはないだろう。
続いて現行のゲームで最も一般的なAPIにDirectX 12を使用する「Time Spy」のスコアを確認していこう。なおプリセットは「Time Spy」と「Time Spy Extreme」の両方で計測を行った。
いずれのプリセットでもGraphics scoreはGeForce RTX 4070から約18%もスコアが向上し、やはりCUDAコア数が増加した効果は非常に大きいことがわかる。ちなみにデータベースのTime Spyのスコアと比較すると、使用しているCPUなど条件は違うもののGeForce RTX 3090 Tiに匹敵するパフォーマンスを叩き出している。
続いて、未だゲームでは使用されている物も多い、APIにDirect X11を使用するラスタライズテスト「Fire Strike」のスコアも確認しておこう。なおプリセットは「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」の3種類全てで計測を行っている。
GeForce RTX 4070と比較するとGraphics scoreはフルHD解像度のFire Strikeで約15%、WQHD解像度のFire Strike Extremeで約17%、4K解像度のFire Strike UltraではほぼCUDAコア数通り約22%も上回るスコアをマークし、負荷が高くなるにしたがってその影響も大きくなっていく。またデータベースのFire Strikeの結果と比較すると、やはりGeForce RTX 3090 Tiに匹敵するスコアで、少なくともフルHD解像度であれば先代のフラッグシップ並みの性能が期待できる。