エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1389
2024.02.05 更新
文:撮影・藤田 忠
メモリクロックが高いほどスコアは伸びているが、DDR5-5600とDDR5-6400でもわずか2%の性能差で、DDR5-5600とDDR5-6000ではシングルスレッドで約1.3%、マルチスレッドでは0.04%と、いずれも誤差レベルとなっている。過去のテストからもCINEBENCH系ベンチマークは、メモリの影響をあまり受けないテストなので、予想通りではある。
次はレンダリング系ベンチマーク「V-ray 5 Benchmark」で確認していこう。CPU処理がメインとなる「V-Ray」を実行している。
「CINEBENCH R23」と同様に、高クロックなほどスコアは伸びたが、その差は1~2%と誤差レベルになっている。
同じくレンダリング系ベンチマークの「Blender Benchmark」で確認していこう。レンダリングにはCPUを選択し、Blenderのバージョンは4.0.0で実行した。サンプルは「monster」「junkshop」「classroom」の3種類を選択している。
ここまでと同様でメモリクロック、タイミングでのスコア差は、誤差レベルになっている。とは言え、傾向としてDDR5-6400が最も高スコアなのは間違いないところだ。
続いては圧縮・解凍ソフトウェアの「7-Zip」で確認していこう。テストには内蔵ベンチマークを利用し、圧縮と解凍の処理速度(GIPS)を確認していこう。
「7-Zip」では圧縮処理時にメモリを使用し、総使用量は10GBを超えるため、メモリクロック、タイミングの違いが明確にスコアに表れている。DDR5-5600と比べ、DDR5-6000が11%、DDR5-6400が12.5%スコアを伸ばしている。一方、解凍処理時もスコアに差はみられるが、圧縮時ほどの差はなく、数%とわずかだ。