「PULSE Radeon RX 7600 XT GAMING OC 16GB GDDR6」の性能をチェック
ここからはいよいよ「PULSE Radeon RX 7600 XT GAMING OC 16GB GDDR6」をPCに組み込み、気になるパフォーマンスをチェックしていこう。テストPCのCPUには、Ryzen 7000シリーズのハイエンドモデルRyzen 9 7950Xを使用し、比較対象としてRadeon RX 7600を搭載する「PULSE Radeon RX 7600 GAMING 8GB GDDR6」でもテストを実施している。
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GPUコアは6nmプロセスのNavi 33で、ゲームクロックは2,539MHz、ブーストクロックは2,810MHzにオーバークロック済み
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高負荷時は、瞬間的にだがGPUクロックは最高2,961MHzまで上昇するのを確認した
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Power Limitの設定範囲は-6~20%
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BIOS ROMの情報を確認するとGPUコアやメモリ種別の情報が記載されていた
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比較対象にはRadeon RX 7600を搭載する「PULSE Radeon RX 7600 GAMING 8GB GDDR6」を使用した
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「PULSE Radeon RX 7600 GAMING 8GB GDDR6」もゲームクロック2,356MHz、ブーストクロック2,754MHzにチューニング済み
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高負荷時は、瞬間的に最高2,896MHzまでGPUクロックが上昇した
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ベンチマークテスト:3DMark Port Royal
まずは3Dベンチマークソフトの定番「3DMark」から、レイトレーシングの性能をチェックする「Port Royal」の結果を確認していこう。
今回の主役である「PULSE Radeon RX 7600 XT GAMING OC 16GB GDDR6」(ゲームクロック2,539MHz/ブーストクロック2,810MHz/以降Radeon RX 7600 XT)は、比較用の「PULSE Radeon RX 7600 GAMING 8GB GDDR6」(ゲームクロック2,355MHz/ブーストクロック2,755MHz/以降Radeon RX 7600)に比べて、ブーストクロックは約2%、ゲームクロックは約8%高く設定されているが、「Port Royal」では約4%の差がついた。
ベンチマークテスト:3DMark DirectX Raytracing feature test
続いてシーン全体をレイトレーシングで描画する、レイトレーシングテスト「DirectX Raytracing feature test」の結果も確認しておこう。
スコアの傾向は「Port Royal」とほぼ同じで、Radeon RX 7600に比べると約5%スコアが向上している。とは言え、フレームレートは20.75fpsに留まり、WQHD解像度でレイトレーシングを使う場合には超解像技術やフレーム生成技術を併用する必要があるだろう。