エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1393
2024.02.19 更新
文:編集部/撮影:pepe
機能の確認が一段落したところで、ここからは画像を使い「MAG 323UPF」の詳細チェックを進めていこう。上、左、右のベゼル幅はわずか2.3mm、非表示エリアも上が5.6mm、左右が6.0mmのいわゆる3辺狭額縁デザインを採用しており、フレームを気にすることなくゲームに集中することができる。また裏面をチェックすると、ハイエンドモデルでおなじみのMysic Lightによるイルミネーション機能は省略されているが、カーボン調とヘアライン加工を組み合わせた高級感のある仕上がり。また向かって左側にはアクセントとしてドラゴンエンブレムが飾られていた。
上、左、右のベゼルをギリギリまで薄くした3辺狭額縁デザインを採用しており、ゲームプレイ中でもフレームが気になることはないだろう |
表面の左下にはOSDアプリケーションを起動する「マクロキー」を搭載 | スタンドにはケーブル配線用のホールを実装 |
裏面は上部がカーボン調、中央がヘアライン加工で、向かって左にはMSIのゲーミングシリーズではおなじみのドラゴンエンブレムが飾られている |
ディスプレイパネルの上部には排気を行うためのスリットが設けられている |
「MAG 323UPF」に実装されているインターフェイスはHDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4a×1、USB Type-C×1、USB 2.0 Type-A(ハブ)×3、USB 2.0 Type-B(PC接続用)×1、ヘッドホン出力×1で、USB Type-CはDP Alt modeによる映像入力と最大90WまでのUSB PD給電に対応する。なおUSB Type-Cを含む4系統のディスプレイ出力は、いずれも4K解像度で160Hzの高速リフレッシュレート表示をサポートする。
インターフェイスは本体裏面の中央下向きにまとめて配置されている。前述の通り、3系統のUSBハブはKVM機能にも対応するため2台のPCで切り替えて使用できる |
「MAG 323UPF」に実装されているスタンドは、ピボットこそ非対応ながら、-5°~20°チルト、-45°~45°のスイベル、0~100mmの高さ調整に対応。使用環境や好みに合わせて画面の位置を細かく調整できる。さらに100×100mmピッチのVESAマウンタ固定ネジも付属するため、ディスプレイアーム(別売)への取り付けも可能だ。
上下首振りのチルトは、ディスプレイスタンドとしては一般的な-5~20°に対応 |
スイベルの調整角度は-45~45°とこのサイズの液晶ディスプレイとしてはかなり広い |
個人的にはすべての液晶ディスプレイに実装してほしい高さ調整機能は0~100mmまで。手持ちの液晶ディスプレイを使い、マルチディスプレイ環境を構築する場合でも上下のズレを解消できる |
また接地面積を確認しておくと、横幅は727mm、奥行きは233mmで、32型の液晶ディスプレイとしては比較的コンパクトに収められている。ただしスタンドの調整範囲が広いため、ある程度余裕を持った設置スペースを用意したい。