エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1402
2024.03.10 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:pepe
画像による検証が一段落したところで、ここからは各種ベンチマークソフトを使い、気になるパフォーマンスを検証していこう。評価機である「Prestige-16-AI-Studio-B1VFG-8003JP」のスペックをおさらいしておくと、CPUはPコアが6コア/12スレッド、Eコアが8コア/8スレッド、低消費電力Eコアが2コア/2スレッドのCore Ultra 7 processor 155H(以降:Core Ultra 7 155H)を搭載。その他、GPUはNVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU、メモリはオンボードのLPDDR5 32GB、ストレージは1TBのNVMe M.2 SSDを採用する。
なおベンチマークを実行するにあたり、「MSI Center」の「User Scenario」のプロファイルにはPCの使用状況等を分析して、ゲームやアプリケーションごとにパフォーマンスを最適化する「MSI AI Engine」と、パフォーマンスを限界まで引き出すことができる「究極のパフォーマンス」の2種類を選択している。
Core Ultra 7 155Hを「タスク マネージャー」から確認すると物理コアは16基、論理プロセッサは22基認識していた |
CPUはProcessor Base Power 28WのCore Ultra 7 155Hで、32GBのLPDDR5メモリを搭載する |
設定を自動的に最適化する「MSI AI Engine」は統合ユーティリティ「MSI Center」から有効・無効を設定できる |
「MSI AI Engine」に対応するゲームやユーティリティが選択されると自動的に設定が切り替わる |
「MSI AI Engine」は「User Scenario」からも設定可能。なお今回は「究極のパフォーマンス」を選択した状態でも計測を実施した |
「MSI AI Engine」では、PL1(Static)は64W、PL1(Dynamic)は40W、PL2(Static)は115W、PL2(Dynamic)は115Wに設定 | 「究極のパフォーマンス」では、PL1(Static)は64W、PL1(Dynamic)は64W、PL2(Static)は115W、PL2(Dynamic)は115Wに設定 |
GPUはCUDAコア数3,072基のGeForce RTX 4060 Laptop GPUを搭載。Power Limitは45~55Wに設定されていた |
システムドライブはSamsung「PM9A1」シリーズの1TBモデル「MZVL21T0HCLR-00B00」。読込は7,096MB/s、書込は5,267MB/sでいずれも公称値を上回る性能を発揮していた。なお美星メイEditionの「CrystalDiskInfo」はデモ版のため、正式リリース時にはデザインが変わる可能性がある |