エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1408
2024.04.02 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
「新界」シリーズの“顔”であるPCケースには、「鏡界」シリーズに引き続き「ST-KYOKAI_WH」が採用されている。最大の特徴は、何と言っても内部構造を広々と見渡すことができるピラーレスデザイン。そして「新界」のコンセプトを可能にした背面コネクタマザーボードへの対応だ。
MicroATXフォームファクタに対応するミドルタワーPCケースで、外形寸法は幅220mm、奥行き440mm、高さ455mmとコンパクト。製品発表会では「ぜひデスク上に設置して美しい外観を楽しんでほしい」と説明されていたが、その設置スタイルが十分に可能なサイズ感と言える。
フロント・サイドパネルともに、ジョイント機構により簡単に脱着が可能 |
フロント・左サイドが透明な強化ガラスパネルで、電源ユニットはシュラウドによって目隠しされる設計。さらにマザーボードの背面コネクタ仕様により、露出しているケーブルはグラフィックスカードの補助電源ケーブルとオールインワン型水冷ユニットのチューブのみ。ピラーレスデザインのケースは、“ケーブル削減”の効果をこれ以上なく実感できる最高のパートナーだ。
ちなみに冷却については、マザーボードサイドに120mmファン×3、リアにも120mmファンを搭載。トップ側にはオールインワン型水冷ユニットの240mmラジエーターがマウントされており、こちらにも120mmファン×2が取り付けられている。
そのほか、フロントインターフェイスはUSB 3.0×2、USB Type-C×1、音声入出力を備える。ボトムに搭載されているのは、やはり「デスク上設置」を前提としているためだろう。
動作中はホワイトに発光する冷却ファン。軸裏にはストームのロゴがデザインされたオリジナル仕様になっている |
底面にも取り外してメンテナンスできるダストフィルターを備えている |
フロントI/Oはデスク上設置時に便利なボトムに配置されている |