エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1409
2024.04.04 更新
文:撮影・藤田 忠
撮って出しレビューで初めて取り上げるv-color Technologyは、コンシューマ向けメモリを中心に、AMD WRX90チップセット専用オーバークロックDDR5 RDIMMメモリキット「OC R-DIMM」シリーズといったワークステーション向け製品をラインナップ。日本市場では株式会社アユート(本社:東京都文京区)が国内代理店として、2023年11月より取り扱いを開始している。
PC自作向けのDDR5メモリとしては、DDR5-5600~DDR5-8200の製品をラインナップし、容量は16GB/32GB/48GB×2、ブラック/ホワイト/シルバーカラーのヒートシンクを装備する「Manta XPrism RGB」シリーズや、Intel向けのASUS ROGにチューニングを施された「ROG-Certified Manta XSky RGB」などを取り揃えている。
v-color「Manta XPrism RGB SCC」シリーズ 製品情報(v-color / 株式会社アユート) |
主要マザーボードメーカーのライティング技術に対応したRGB LEDを内蔵する「Manta XPrism RGB」 |
ROGシリーズとの互換性を証明するROG認定を取得する「ROG-Certified Manta XSky RGB」。ROG向けにチューニングが施され、徹底したストレステストが実施されている |
今回取り上げる「Manta XPrism RGB SCC」は、型番から分かるように、デュアルチャンネルキット「Manta XPrism RGB」をベースに、2枚のダミーRGBモジュールを組み合わせている。DDR5メモリは4枚挿しすると動作クロックが低下し、場合によっては安定性にも影響がある。しかし、ダミーRGBモジュールを使用すれば、リスクを気にせず手軽にRGB LEDメモリでメモリスロットを埋めることができる。つまり魅せるPCをより効果的に演出する魅力的な製品というわけだ。
セット内容はDDR5メモリ2枚と、ダミーRGBモジュール2枚で、速度はDDR5-5600とDDR5-6000の2種類。容量は32GB(16GB×2)のみで、メモリプロファイルはIntel XMPをサポートする。なおヒートシンクのカラーはブラックとホワイトの2色から選択ができる。
ヒートシンク上部のアドレサブルRGB LEDイルミネーション機能は、ASUS Aura Sync、ASRock Polychrome Sync、GIGABYTE RGB Fusion 2.0、MSI Mystic Light Syncなど、主要なメーカーのLEDユーティリティを使った制御が可能。そのほかのRGB LEDデバイスと統一したライティングを楽しめる。
いま売れ筋になっているDDR5-5600またはDDR5-6000のRGB LEDメモリで、コストを抑えながら、メモリスロットを埋められる「Manta XPrism RGB SCC」シリーズ。今回チェックする「TMXPL1660836KW-DK」のスペックは、メモリ規格がPC5-48000(DDR5-6000)、動作電圧は1.25V、メモリ容量は16GB×2、メモリタイミングは36-38-38-76。ヒートシンクカラーはブラックになる。