エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1419
2024.05.08 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部
背面コネクタマザーボードと対応PCケース、両者の解説を終えたところで実際に組み込み作業を行ってみよう。
半分程度組み込みを終えた状態の評価機 |
通常の手順通り、まずはマザーボード「B760M PROJECT ZERO」を「MAG PANO M100R PZ」に搭載してみよう。マザーボードトレイには出荷時より8本のスタンドオフが装着済み。ここにネジ穴を合わせ、Screw M3 5mm(ミリネジ)で固定していく。ミニタワーPCケースながら開口部が広く、組み込みはしやすい。
次にマザーボードトレイの裏手から、背面コネクタの露出状態をじっくり確認していこう。ある意味、ここからが本稿の核心部分。いよいよ背面コネクタマザーボードの恩恵を目の当たりにする。
ストレージ搭載用ブラケットを外した状態。CPUクーラーメンテナンスホールは幅約170mm、高さ約140mmだった |
ATX24pinコネクタおよびUSB 3.2 Gen 2 Type-C用コネクタ、USB3.2 Gen 1 Type-A用、RGB LEDコネクタ、RAINBOW V2(RGB Gen2)LEDコネクタもこのカット部より露出される |
CPU_PWR1~2/CPU 8pinコネクタ部 | L字型に配置されたSATA 3.0コネクタやファンコネクタ、ケース開放スイッチコネクタ、フロントパネルコネクタが並ぶエリア |
左上部のファンコネクタは左からSYS_FAN、PUMP_FAN、CPU_FANの3つが並ぶ | ARGB & ファン分岐基板下にはファンコネクタやUSB 2.0コネクタ、TPMモジュールコネクタ、 RGB LEDコネクタ、フロントオーディオコネクタ、RAINBOW V2(RGB Gen2)LEDコネクタ等が確認できる |
MAG PANO M100R PZの電源ユニット有効スペースは奥行き200mmまで。ボトムカバー付きのミニタワーとしては平均的なレベルだろう。ここに「MAG A850GL PCIE5」を搭載してみた。奥行き140mmに抑えたATX 3.0/PCI Express 5.0に対応する80PLUS GOLD認証のフルモジュラー仕様で、12VHPWRケーブルには”甘挿し”を防止するイエローのコネクタが採用されている。
固定は背面から電源ユニット付属のインチネジ4本を使用。フルモジュラー式だけに、システムで必要なケーブルは予め接続してからシャーシにネジ留めする必要がある |
電源ユニット自体は有効スペースの範囲内だけに、余裕を持って搭載できている事が画像からもお分かり頂けるだろう。