「MPG 271QRX QD-OLED」の外観チェック
フラットなパネルを採用する「MPG 271QRX QD-OLED」は、上部と左右のベゼル幅をギリギリまで狭めた3辺狭額縁デザインになっている。ただしパネルには若干の非表示エリアがあるため、物理的なベゼル幅よりやや大きく感じるかもしれない。
また、大きくドラゴンエンブレムが飾られた背面には、薄型のパネルと好対照な幅広の放熱機構を含むユニットを装備。前述の通り、背面上部にはARGB LEDによるライティング機能も搭載されている。
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ベゼル幅は上部と左右ともに実測1.4mmで、下部が15.0mm。非常時エリアは上部6.5mm、左右9.5mm、下部2.7mmと、一般的な液晶ディスプレイより広くとられていた
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ドラゴンエンブレムが目立つ背面部。OSDメニューなどを操作する「Naviキー」は、ちょうどスタンドアームの後ろ側に隠れている
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パネルの薄さが際立つ上部からのカット。その後ろには大掛かりな放熱機構を内蔵したユニットを背負っており、その上側はほぼ通気孔として開放されていることが分かる
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スタンドアームの下部には、ケーブルをまとめるためのホールが用意されている
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給電機能やKVMスイッチも利用できるインターフェイス
「MPG 271QRX QD-OLED」のインターフェイスは、映像入力がDisplayPort 1.4a×1、HDMI 2.1×2、DP Alt mode対応のUSB Type-C×1の3系統。USB Type-Cは最大90Wの給電にも対応しており、ノートPCの映像入力と充電をケーブル1本で行える。
そのほか、PC接続用のUSB Type-Bポートとハブ用のUSB Type-A×2を搭載。USB Type-Aポートに搭載したUSBデバイスは、KVMスイッチ機能で共有することができる。
可動域の広い優秀なスタンドを装備
「MPG 271QRX QD-OLED」はさすがハイエンド向けモデルとあって、標準装備しているスタンドも極めて優秀だ。可動範囲は-5°~20°の上下角度調節(チルト)、-30°~30°の左右角度調節(スイベル)、-90°~90°の画面回転(ピボット)、0~110mmの高さ調節に対応。位置調節の自由度はかなり高く、モニターアームに頼る必要はなさそうだ。
また、導入時に気になるフットプリントについては、フラットパネルを採用することもあり控えめ。横幅は610mmで、奥行きはスタンド分の242mmだ。角度調節が自在なことを考慮しても、一般的な27型相当のディスプレイと同条件で設置できる。