エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1426
2024.05.29 更新
文:編集部 池西 樹
製品の概要を把握したところで、ここからはRyzen 8000Fシリーズの外観を画像でチェックしていこう。ヒートスプレッダは上下左右の各2ヶ所に切り込みがある、Socket AM5対応CPUではおなじみのデザインを採用。ただしRyzen 7000シリーズで基板の端まで実装されていたコンデンサなどのパーツは、すべてヒートスプレッダ内に収められている。
Socket AM5のCPUではおなじみ、特徴的なデザインのヒートスプレッダはRyzen 8000Fシリーズでも継承されている。また表面にはコンデンサなどのパーツは一切露出していなかった |
CPUの裏面には、合計1,718個のゴールド接点がびっしりと配置されている |
6コア/12スレッドのRyzen 5 8400F。Ryzen 7 8700Fと見比べてみたが、ヒートスプレッダ上の刻印以外に外観上の違いを見つけることはできなかった |
画像によるチェックが終了したところで、ここからはRyzen 8000FシリーズをPCに組み込み気になるパフォーマンスを検証していこう。テストに使用したマザーボードはAMD X670Eチップセットを搭載するASRock「X670E Taichi」で、CPUクーラーはRyzen 7 8700Gに付属するWraith Stealthクーラーを使用した。また比較対象用のCPUには上位モデルのRyzen 7 8700Gと仮想Core i5-13400FとしてCore i5-13400を用意した。
8コア/16スレッドのCPUコアを搭載する「Ryzen 7 8700F」。なおタスク マネージャーからはNPUはまだ認識されていなかった |
Ryzen 8000シリーズの制限により、グラフィックスカードはPCI Express 4.0(x8)接続になる | 「HWiNFO64」で確認したところNPUがしっかりと認識されていた |
6コア/12スレッドのCPUコアを搭載する「Ryzen 5 8400F」。アーキテクチャはZen 4で、L3キャッシュは「Ryzen 7 8700F」と同じ16MB |
こちらもグラフィックスカードはPCI Express 4.0(x8)接続になる |