エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1428
2024.06.14 更新
文:藤田 忠/撮影:pepe
まずは「ファイナルファンタジーXIV」公式ベンチマークのスコアと平均フレームレートを確認していこう。解像度はフルHD、WQHD、4K解像度の3種類で、画質は「最高品質」に固定した。なお、「黄金のレガシー」からは、アップスケーリング技術の「AMD FSR」と「NVIDIA DLSS」に対応予定になっている。ここでは4K解像度でのテスト時に、「NVIDIA DLSS」を「常に適用」で効かせた状態でも計測を行っている。
「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」でも「NVIDIA DLSS」を選択可能。適用するフレームレートのしきい値は変更できる |
まず「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」の結果を確認すると、ハイエンドモデルは4K解像度でも”非常に快適”指標となる15,000スコアを軽く超え、平均フレームレートも140fpsと144Hz駆動のゲーミングディスプレイでプレイを楽しむことも可能だ。スタンダードモデルも、4K解像度はわずかに15,000スコアには届かなかったが、”とても快適”を獲得。平均フレームレートも90fpsを記録している。採用グラフィックスカードのGeForce RTX 4070がターゲットとしているWQHD解像度では、”非常に快適”、平均フレームレート160fps超えと余裕のある結果になっている。
続いては、グラフィックスのアップデートが行われる「黄金のレガシー」に対応する「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」だ。テストは同じ条件だが、同じ「最高画質」でもグラフィックスが向上しているだけあって、スコア、平均フレームレートは1割強~3割近くダウンする傾向にあった。
モデルで見ていくと、ハイエンドモデルはWQHD解像度でのプレイは余裕でクリア。そして、4K解像度では14,000スコアで、判定は“とても快適”、リフレッシュレートも平均100fpsを超えている。4K解像度でも十二分にプレイを楽しめるが、「NVIDIA DLSS」を効かせることで、WQHD解像度に近いパフォーマンスとなるので安心だ。
スタンダードモデルも「暁月のフィナーレ ベンチマーク」からスコアダウンするが、フルHD、WQHD解像度で”非常に快適”指標を獲得している。WQHD解像度は、17,370スコアと”非常に快適”のしきい値は超えているものの、余裕はあまりない結果だが、「NVIDIA DLSS」を活用することで大幅にスコア、フレームレートを伸ばせる。テストは4K解像度のみだが、”非常に快適”、平均フレームレート119.25fpsを記録しているので、WQHD解像度も問題ないだろう。両モデルとも推奨認定PCだけあって、「黄金のレガシー」を適用した「ファイナルファンタジーXIV」を快適に楽しむことができる。
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