エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1432
2024.06.26 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:pepe
アプライド「Katamen-430147」 基本構成売価税込154,800円(2024年7月より出荷予定) 製品情報(アプライドネット) |
福岡県福岡市博多区豊にある自社工場で生産する“Made in HAKATA”のゲーミングPC「Barikata(バリカタ)」シリーズを展開するアプライド。パフォーマンスを追求したフラッグシップ「KONAOTOSHI」を筆頭に、ハイエンドクラスの「HARIGANE」、ミドルレンジクラスの「BARIKATA」、エントリークラスの「KATAMEN」の4つのランクの製品をラインナップしているが、今回はその中から「KATAMEN」に属する新モデル「Katamen-430147」を取り上げる。
今回の主役である「Katamen-430147」は「Barikata」シリーズの中では最もエントリークラスに位置づけられる「KATAMEN」に属する |
製品の説明ページにも“ズバリ!価格で勝負。”とある通り、コストパフォーマンスを重視したモデルで、グラフィックスカードにGeForce RTX 4060 Ti GDDR6 8GBを搭載しながら基本構成売価税込154,800円という低価格を実現している。
さらに同価格帯の製品の多くがCPUにミドルレンジのCore i5やRyzen 5を搭載しているのに対して、「Katamen-430147」では2世代前になるが12コア/20スレッドのハイエンドモデルCore i7-12700Fを搭載しているのも特徴。ゲーム性能だけでなく、動画や画像の編集などで重要になるマルチスレッド性能にも期待ができそうだ。
2世代前ながら12コア/20スレッドのCore i7-12700Fを搭載しているのは大きなトピック。またグラフィックスカードにはフルHD解像度をメインターゲットにしたGeForce RTX 4060 Tiを組み合わせた |
その他、スペックを確認するとCPUクーラーはリテールクーラーのIntel「Laminar RM1」、マザーボードはIntel H610チップセットのASRock「H610M-HVS/M.2 R2.0」、ストレージはSolidigm「670p」シリーズの1TBモデルで、メモリはTeamブランドの「TTCCD416G3200HC22BK」(16GB×1)を搭載。メモリがシングルチャネル動作なのは少々気になるが、それ以外はターゲットや価格を考えれば順当なところだろう。
電源ユニットは80PLUS BRONZE認証の650Wモデル、PCケースはコンパクトサイズのミドルタワーPCケース「BKC9999」で、冷却ファンはフロント120mm×3、リア120mm×1のRGB LEDファンを標準装備する。
なおOSは Windows 11 Home 64bit版をプリインストールし、オプションとして Microsoft Office Personal 2021(DSP)または Microsoft Office Home & Business 2021(DSP)のオフィスソフトを選択できる。