エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1433
2024.06.27 更新
文:撮影・藤田 忠
メモリ構成も特長で、RGB仕様のDDR5メモリが4枚標準構成として採用されている。評価機では、RGB LEDメモリの定番のひとつで、ヒートスプレッダーにRGB LEDバーを備えるG.Skill「Trident Z5 RGB DDR5」のDDR5-6400 16GBが4枚搭載され、64GBとなっていた。
メモリスロットに隙間がないのは最高のひと言。DDR5メモリの4枚動作は相性が激しいが、BTO PCならしっかりと動作確認されているので安心だ。なおメモリにはシルバーカラーのアルミニウムヒートスプレッダーにRGB LEDバーを備えるG.Skill「Trident Z5 RGB DDR5」を採用 |
続いてグラフィックスカードを確認していこう。標準構成にはGeForce RTX 4070 Ti SUPERを搭載するASUS「TUF Gaming GeForce RTX 4070 Ti SUPER 16GB GDDR6X White OC Edition」が採用されている。3基のAxial-techデュアルボールベアリングファンや、3スロットを占有する大型ヒートシンク、105℃で2万時間の耐久性を持つというミリタリーグレードのコンデンサなどを採用した人気のグラフィックスカードだ。
色合いが、しっかりと「H9 Elite」にマッチしている。ベストチョイスだろう。なお普段はボトム側に向いてしまうので、見えないが、カバーやファンは綺麗な白色になっている |
最後にストレージを確認していこう。「ZEFT Z45DAG」は標準構成で2TB×2のデュアルストレージを採用しているのも特長だ。そのうえ、ストレージは2基ともPCI Express 4.0(x4)最速クラスのパフォーマンスを発揮するCrucial「T500」と、WESTERN DIGITAL「WD_Black SN850X NVMe SSD」だ。
メインストレージが、ゲームのインストール先に最適という独自の「ゲームモード」を備えた「WD_Black SN850X NVMe SSD」である点もまた、パソコンショップSEVENのこだわりポイントと言えるだろう。
メインストレージとなるWESTERN DIGITAL「WD_Black SN850X NVMe SSD 2TB」(最高シーケンシャルリード7,300MB/s、同ライト6,600MB/s) |
サブストレージとなるCrucial「T500 2TB」(最高シーケンシャルリード7,400MB/s、同ライト7,000MB/s) |
「ZEFT Z45DAG」の外観から内部や構成パーツを理解したところで、ここからは電源を入れてのチェックに進んでいこう。まずは、魅せる要素で大事なLEDイルミネーションだ。デフォルトはホワイトコーディネイトに合わせて白の単色発光に設定されている。カスタマイズで追加され、リア搭載のCoolerMaster「MF120 Halo2」を含め、その発光の統一感はバッチリだ。
電源を入れるのが楽しくなるのが、魅せるマシンだ |
フロントサイドとボトムの6基で綺麗に彩る |
カスタマイズで追加した「MF120 Halo2」も、水冷ヘッド周辺を彩る | G.Skill「Trident Z5 RGB DDR5」×4も綺麗に発光 |
グラフィックスカードは、側面の「TUF Gaming」ロゴなどが発光 | 水冷ヘッドの液晶ディスプレイ表示の様子 |
自分で組む際はメーカーの組み合わせや、LED制御アプリケーションのインストールする順番などによっては、正常に動作しないこともあるLEDイルミネーション。「ZEFT Z45DAG」ではNZXT「CAM」、ASUS「Aura Sync」、ASRock「Polychrome Sync」の3つがインストールされているが、問題なく制御できている。パーツショップ店頭に並んでいる、さまざまなメーカーのパーツを組み合わせたPCを多く手がけてきた、そのノウハウが活かされているというわけだ。
NZXT総合制御アプリケーション「CAM」。モニタリングやシステム情報の表示なども可能だ |
AIO水冷のポンプやファンの回転数の制御も行える |
ASUS「Aura Sync」ではグラフィクスカードとメモリのLEDイルミネーションが制御されていた |
ASRock「Polychrome Sync」。マザーボードの基板に備わっているLEDなどを制御 |