エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1433
2024.06.27 更新
文:撮影・藤田 忠
ここからは各種ベンチマークテストやゲームプレイによるパフォーマンス検証に移ろう。一旦スペックをおさらいしておくと、CPUは20コア/28スレッドのCore i7-14700KF、グラフィックスカードはGeForce RTX 4070 Ti SUPER、メモリはDDR5 64GBが組み込まれている。
iGPUを内蔵しないCore i7-14700KF。コア/スレッドや動作クロックはKモデルと同じだ | CPU Power Limitは、Intel定格値のPBP(PL1)125W/MTP(PL2)253Wに設定されていた |
MTP制御時は、おもにPコアが5,187.3MHz、Eコア4,189.8MHzで動作。PBP移行後はPコア4,189.8MHz、Eコア3,391.7MHzでの動作になっていた |
マザーボードはASRock「B760M Pro RS WiFi」だ |
組み込まれているグラフィックスカードは、GeForce RTX 4070 Ti SUPERを搭載するASUS「TUF Gaming GeForce RTX 4070 Ti SUPER 16GB GDDR6X White OC Edition」。高負荷時には、最大2,820MHzまでクロックが上昇していた |
パフォーマンス検証に進む前に、いくつか事前に触れておきたい点がある。ひとつ目がDDR5メモリの動作だ。標準構成はDDR5-6400駆動品が採用されているが、DDR5メモリは4枚挿しすると動作クロックが低下してしまう。そのためDDR5-6400駆動モデルが搭載されているが、安定動作の面から実動作クロックはDDR5-4800となっている。
DDR5メモリは4枚挿しで安定動作するように、DDR5-4800駆動になっていた |
ストレージ構成は、WindowsをインストールするメインにWESTERN DIGITAL「WD_Black SN850X NVMe SSD」、サブにCrucial「T500 2TB」を搭載している。下記の検証結果からもわかる通り、ともにPCI Express 4.0×4最速クラスのパフォーマンスを発揮するSSDだ。
「CrystalDiskInfo 9.3.1」。Crucial「T500 2TB」(左)と「WD_Black SN850X NVMe SSD 2TB」(右) |
「CrystalDiskMark 8.0.5」。Crucial「T500 2TB」の結果。両ストレージともに、最速クラスのパフォーマンスを発揮 |
「WD_Black SN850X NVMe SSD 2TB」の結果 |