エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1438
2024.07.16 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕/池西樹(テストセッション)
まずは、Core i9-14900Kの定格であるProcessor Base Power(以降:PBP)=125W、Maximum Turbo Power(以降:MTP)=253Wに合わせて、PL1=125W/PL2=253W設定時の冷却性能を確認していこう。
いずれのテストでもPackage Powerが253Wまで上昇する冒頭約1分間は、CPU温度が80℃を超えるものの、Package Powerが125Wに低下したあとは55°前後まで低下し、冷却性能は完全に飽和している。またL.N.A使用時でも平均温度の差は1℃未満で、全く影響がなかった。
続いてファンの回転数を確認すると、PL1=253W動作になる冒頭の約1分間はL.N.A未使用時が約1,500rpmまで上昇するのに対して、L.N.A使用時は約1,150rpmで明確な差がついた。ただし、PL1=125Wに移行したあとはマザーボードのファンコントロール機能により、いずれも900rpm前後で動作する。またノイズレベルは32dBA前後で、バラック状態でのテストでも風切音はほとんど聞こえてこなかった。