エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1451
2024.08.23 更新
文:編集部:池西 樹/撮影:pepe
MSI「MAG 32C6X」 実勢売価税込37,000円前後(2024年7月26日発売) 製品情報(エムエスアイコンピュータージャパン株式会社) |
入門向けのエントリーモデルからのアップグレードに最適な、高速ゲーミング液晶ディスプレイ「MAG 32C6X」がMSIから登場した。液晶パネルは人間の視野に近く、高い没入感を得ることができる曲率1,500Rの31.5型湾曲VAパネルで、3,000:1の高コントラスト表示に対応。ハイダイナミックレンジもサポートするため、白飛びや黒つぶれなくメリハリのある映像でゲームを楽しむことができる。
高コントラストなVAパネルを採用していることもあり、暗いシーンから明るいシーンまで鮮明な表示が可能。また31.5型の湾曲ディスプレイということもあり、迫力のある映像が楽しめるのも特徴だ |
さらにリフレッシュレートは、一般的なディスプレイより4倍以上も高速な最高250Hzで、応答速度も1ms(MPRT)に対応。可変リフレッシュレート機能「Adaptive-Sync」もサポートしており、ティアリングやスタッタリングのない滑らかな映像表現が可能だ。
OSDメニューから「DPオーバークロック」を有効にするとDisplayPortのリフレッシュレートを250Hzに引き上げることができる。なおHDMIは240Hzまでの対応になる |
また洞窟などの暗闇や、眩しすぎる逆光部分を自動的に調整して、臨場感を失うことなく視認性を改善できる「ナイトビジョン」、表示しているシーンに合わせて自動的に明るさ・コントラスト・彩度を調整する「AI Vision」、画面上に照準を表示する「ゲームアシスタンス」といった定番のゲーミング機能や、ブルーライトを低減する「ブルーライトカット機能」、画面のチラツキを抑える「アンチフリッカー機能」のアイケア機能を搭載する。
「ナイトビジョン」(左)と「AI Vision」(右)は排他使用のため、実際に適用してみて好みの色合いの方を使うと良いだろう |
FPSゲームやバトルロイヤルゲームで、照準をあわせるのが苦手な人は「ゲームアシスタンス」を活用したい |
主なスペックは解像度がフルHD、最大表示色約10億7,300万色、色域はsRGBカバー率92%、DCI-P3カバー率78%、視野角は水平/垂直178°、輝度250cd/㎡。インターフェイスはHDMI 2.0b×2、DisplayPort 1.4a×1、ヘッドホン出力×1を備え、OSDメニューから入力インターフェイスの切り替えも可能なため、PCとコンシューマゲーム機を接続しておいて切り替えて使用するといった使い方にも対応する。
PC用だけでなく、PlayStation 5やXbox Series X/Sなどのコンシューマゲーム機のディスプレイとしてもオススメだ |
外形寸法は幅710mm、奥行き250mm、高さ508mm、重量は約5.4kgとされ、31.5型の湾曲ディスプレイとしては奥行きは控えめ。また電源が本体に内蔵されているため、意外にスペースを取るACアダプタが不要なのも嬉しいところ。