エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1460
2024.09.27 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
それでは続いてパッケージから取り出した「YS1000」の本体を眺めていこう。CPSによるところの外観上の特徴は“TriForce Design”とされ、これはCPSの中国名である「超頻三」にも通じるコンセプト。実際筐体には随所に三角をモチーフにした意匠が施されており、ファングリルは三角形に切り抜かれたホールが集合する幾何学模様になっている。サイドウォールには日本で言う三つ鱗紋のような模様があしらわれていて、これもTriForce Designを構成する一部だ。
なお、「YS1000」の外形寸法は幅150mm、奥行き160mm、高さ86mmで、奥行きは1000W級の電源ユニットとしては一般的なサイズ。注意すべきギミック要素を挙げるならば、セミファンレス機能の「Hybrid Mode」をON/OFFする背面スイッチをチェックしておけば問題ないだろう。
三角形にカットされたファングリルなど、TriForce Designが盛り込まれた筐体。サイドの“三つ鱗紋”は、角度によっては周囲に溶け込んで見えにくくなるようだ |
実測でも奥行きは160mmピタリで、あまりショート化志向はない設計であることが分かる |
筐体のほとんどがブラックカラーで占められ、引き締まった印象を受ける |
底面に貼られた出力表には、オレンジでブランドロゴとモデル名をプリント。80PLUS認証と並んでCybenetics認証のバッジも確認できる |
組み込んだ際はPCケースの後方を向くことになる背面部。スイッチ以外の領域はほぼTriForce Designの通気孔で占められている |
背面部のスイッチ構成。主電源のロッカースイッチの隣には、セミファンレス機能のON/OFFスイッチが搭載されている |
組み込み後はPCケースの内側を向くことになるモジュラーコネクタ群。種類ごとにエリア分けされているほか、コネクタ形状が異なるため挿し間違えは発生しない |