エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1463
2024.10.07 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
リアインターフェイスには、組立時の手間を省くため一体型の「Pre-installed I/O Shield」を標準装備 |
リアインターフェイスのUSBポートは帯域幅40GbpsのUSB4×2に加えて、USB 3.2 Gen 2 Type-C×2、USB 3.2 Gen 2 Type-A×9の計13ポートを備える充実した構成。PCケースのフロントUSBを併用すれば、配信などで多くのUSBデバイスを使用する場合でも不足することはないだろう。さらに「Pre-installed I/O Shield」には、帯域幅が記載されているため接続するポートを迷うこともない。
6ポート分のUSB 3.2 Gen 2 Type-Aと「Flash BIOS Button」「Clear CMOS Button」「Smart Button」は別基板で実装。ATXマザーボードでこのような積層構造を採用しているのはかなり珍しい |
高負荷時でも安定したデータ転送ができるようにUSB4チップには薄型のヒートシンクを搭載 |
USB4チップは定番のASMedia「ASM4242」を採用。Thunderbolt 3やUSB 3.2 Gen 2×2との互換性も維持されている |
さらにネットワークは5ギガビットLANと2.5ギガビットLANの2系統の有線LANに加えて、最高5.8GbpsのWi-Fi 7も搭載するハイエンドマザーボード顔負けの構成だ。低レイテンシかつ高速なネットワークが必要になるゲームはもちろん、大量のデータをネットワーク経由でやり取りするクリエイターPCとしても力を発揮してくれることだろう。
Wi-Fi 7とBluetooth用のワイヤレスアンテナはツールフリーで着脱可能 |
5ギガビットLANチップはRealtek「RTL8126」 | 2.5ギガビットLANチップはRealtek「RTL8125BG」 |
5ギガビットLANに接続したところリンク速度は上り・下りとも5,000Mbps | Wi-Fi 7は6GHz帯で接続できたが、テストOSがWindows 11 23H2ということもありリンク速度は上り・下りとも2,882Mbpsまでしか上がらなかった |
10ギガビットLANのサーバーにアクセスしたところ、5ギガビットLAN(右)なら2.5ギガビットLAN(左)の約2倍のパフォーマンスを発揮する |
「AI LAN Manager」を使えば、ネットワークの状態をリアルタイムに把握したり、アプリケーションごとに帯域の優先度を設定できる |