エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1467
2024.10.17 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕
次に両側面を交互に眺めてみると、左右対称のデザインである事が分かる。より詳しく見て行くと、約3分の2がデザインされたパンチングメタル加工が施され、径の異なる丸穴が流れるような躍動感を演出している。さらに左上から右下の対角線にキャラクターラインを設け、効果的に立体感のあるボディ形状を特徴付けている。
Era 2の左側面 |
なお前作では左右独立タイプだったサイドパネルは、外装カバーデザインの刷新から一体型となり、片側だけ取り外すといったアクションはできなくなった。
Era 2の右側面 |
先代を踏襲した外観ながら、リアパネルのレイアウトを見るとEra 2がまったくの別モノである事が分かる。大きく違うのは、拡張スロットが水平から垂直になり、リアファンが廃止され、電源ケーブル用の3pinインレットが下から上へ位置を変えた。共通なのはマザーボードのバックパネル用開口部のポジションのみで、内部設計が大幅に変更されている。
ボトムパネルも形状を大きく変えている。本体を逆さまにして底面を見ると、先代は密閉されていたリアパネルに複数のスリットを設け、スライド引き出し式のダストフィルターを兼務。プラスチック製の外装パネルは中央から左右へなだらかな傾斜を設け、普段目に付かない場所も手を抜くことなくデザインされている。
ダストフィルターを兼ねた底面のボトムカバー。スライド着脱式の重要な役割は次のページで解説しよう |