エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1467
2024.10.17 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕
さすがにミドルタワーPCケースとは異なり、裏配線スペースを軸としたケーブルマネジメント機構は用意されていない。それでも限られた内部空間を上手に利用すべく、システムに最適化された「ケーブルの配線例」の詳細がマニュアルに明記されている。
必要なケーブルについてはほぼ全て、マニュアルに推奨レイアウトが示されている |
必ずしも記載通りにする必要はないが、独自に試行錯誤しながらも最終的には作例通りのレイアウトになる事が多い。どうやらここはマニュアルに従った方が得策のようだ。また結束バンド用のフックの場所(Tie Down Points/P.43)まで図で示すあたりは、徹底したFratalの仕事だ。組み込み作業前に目を通し、大いに参考にしたい。
Era 2の外装周りおよび内部構造の確認を終えたところで、付属品を総点検しておこう。「Era 2 Accessories」と記されたアクセサリーBOXはコンパクトな茶箱で「SFX PSU Bracket」にワイヤーで括り付けられていた。
ボディサイズ同様、実測幅63mm、奥行き123mm、厚さ約20mmの小型なアクセサリーBOX。情報量も盛り沢山のマニュアルは本体の外側に収納されている |
マニュアル | メッセージカード |
同梱品を確認すると、ケーブルマネジメント用の「Cable Tie」(結束バンド)以外のネジ類は僅か3種類。いずれもモデル特有のネジではなく、万一の紛失時でもすぐに代替えが用意できるものばかりだ。必ずしも拡張性がウリの製品ではないだけに、増設数も限られている事が、ネジの種類と同梱数に表れている。
Cable Tie(x4) | Mounting Screw (UNC 6-32)(x8) |
Mounting Screw (M3)(x16) | Power Supply Screw(x4) |