エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1471
2024.11.06 更新
文:撮影・編集部 池西 樹
ここからは定番3Dベンチマーク「3DMark」の結果を確認していこう。まずはクロスプラットフォームに対応する最新テスト「Steel Nomad」の結果を確認していこう。
テスト項目が「Graphics test」しかない「Steel Nomad」では、Ryzen 7 7800X3Dが約2%低いものの、それ以外のCPUでは有意な差は出なかった。
続いてAPIにDirectX 12を使用するラスタライズテスト「Time Spy」のスコアを確認していこう。なおハイエンド構成ということを考慮して、プリセットには「Time Spy」と「Time Spy Extreme」の両方を使用している。
Ryzen 7 7800X3Dとの比較では、4K解像度のTime Spy Extremeで約6%、WQHD解像度のTime Spyで約3%上回る。またマルチスレッド性能の影響が大きいこともあり、Ryzen 9 9950XやCore Ultra 9 285Kに比べるといずれのテストでもややスコアが低くなっている。
APIにDirect X11を使用する「Fire Strike」のスコアもチェックしていこう。こちらもハイエンド環境ということを考慮して、「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」の3種類のプリセットを選択した。
Ryzen 7 7800X3Dに比べるといずれも約5~9%高いスコアを記録した。またもともとRyzenシリーズが得意としていることもあり、Core Ultra 9 285Kとの比較でもFire Strike Ultraではほぼ同等、WQHD解像度のFire Strike Extremeでは約2%、Core Ultra 9 285Kのスコアが伸び悩やむフルHD解像度のFire Strikeでは約18%と大きな差をつけている。