エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1471
2024.11.06 更新
文:撮影・編集部 池西 樹
「Far Cry 6」のゲーム内ベンチマーク結果を確認していこう。「画質」は“最高”、「DXR反射」は“オン”、「DXRシャドウ」は“オン”に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
こちらももともと3D V-Cacheの効果が大きいゲームだが、やはり4K解像度では有意な差はついていない。一方で、WQHD解像度ではRyzen 7 7800X3Dより約4%、Ryzen 9 9950Xより約19%、Core Ultra 9 285Kより約24%、フルHD解像度ではそれぞれ約10%、約30%、約43%も高いスコアで、最強のゲーミングCPUの名に恥じない性能を叩き出している。
続いて最新レースゲーム「F1 24」のゲーム内ベンチマーク結果を確認していこう。「詳細プリセット」は“超高”、「アンチエイリアス」は“NVIDIA DLSS”、「アンチエイリアスモード」は“バランス”、フレーム生成は「オン」に設定し、テストコースは“バーレーン”を選択。解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を行った。
Core Ultra 9 285Kは全体的にスコアが伸び悩むものの、Ryzenシリーズはいずれの解像度でもスコアに大きな差はなく横並びになった。ゲームとは言え、すべての条件で3D V-Cacheに効果があるわけではないことがわかる。
映画「Avatar」シリーズをベースにしたオープンワールドゲーム「Avatar: Frontiers of Pandora」のゲーム内ベンチマークのスコアも確認しておこう。「グラフィック品質」は“ウルトラ”、「テンポラルアップスケール」は“Nvidia Deep Learning Super Sampling”、「スケーリング品質」は“バランス”、「スケーリングモード」は“固定”に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
「Avatar: Frontiers of Pandora」の高画質設定では、GPUの影響が特に大きいのかいずれの解像度でもフレームレートに違いはなかった。今回チェックしたCPUであればどれを使っても全く問題はないだろう。
アクションRPGゲーム「黒神話:孫悟空」のベンチマークソフトのスコアを確認していこう。「グラフィック品質」は“ウルトラ”、「サンプリング解像度」は“50”、「スーパー解像度」は“DLSS”、「フレーム生成」は“ON”、「フルレイトレーシング」は“ON”、「フルレイトレーシングレベル」は“超高”、「画質レベル」は“最高”に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
4K解像度やWQHD解像度ではすべてのCPUでスコアは横並びになる。またフルHD解像度でもRyzenシリーズはいずれも同等の性能で、3D V-Cacheの影響はないようだ。またCore Ultra 9 285Kとの比較では、約4%高いスコアをマークしており、フルHD解像度でフレームレートを稼ぎたい場合にはRyzenシリーズを選択したほうがいいだろう。