エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1483
2024.12.06 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
SATA 3.0×4に加えて、PCI Express 5.0(x4)接続のBlazing M.2×1、PCI Express 4.0(x4)接続のHyper M.2×2の計3基のM.2スロットを備え、いずれもツールレスでM.2 SSDを着脱できる。さらにBlazing M.2には多層フィンを備えた大型の「XXL M.2ヒートシンク」と、PCBからも放熱をする「M.2ボトムヒートシンク」によって両面から冷やすことで、ハイエンドSSDを使用した場合でもサーマルスロットリングによる速度低下を抑えることができるという。
Blazing M.2には、多層フィン構造を採用した、いかにも冷えそうな「XXL M.2ヒートシンク」を搭載。こちらはツールレスで着脱ができる |
PCBから放熱する「M.2ボトムヒートシンク」も実装。また「XXL M.2ヒートシンク」にはSSDとの密着度を高めるため厚手のサーマルパッドが採用されていた |
2基のHyper M.2スロットは、1つのヒートシンクでまとめて冷やす仕組み。こちらは落下防止ネジによるネジ止め固定を採用する |
ASMedia「ASM1061」コントローラによるSATA 3.0×4も搭載 |
拡張スロットはPCI Express 5.0(x16)×1、PCI Express 4.0(x4/x16形状)×1の2本で、3スロットを占有する大型グラフィックスカードを搭載できるようスロット間隔も十分に確保されている。またPCI Express 5.0(x16)スロットは、アンカーポイントの追加やより強力なラッチ、メタルシールドで補強を施したPCIe 5.0バージョンの「強化スチールスロット」を採用する。
グラフィックスカード用のPCI Express 5.0(x16)。残念ながら「X870E Taichi」などで追加されたスライド式クイックリリース機構「グラフィックカードEZリリース」には非対応 |
下段のPCI Express(x16)スロットはPCI Express 4.0(x4)接続。キャプチャカードのほか、AI用途で2枚のグラフィックスカードを搭載するような場合にも便利だろう |
オーディオチップはハイエンドマザーボードで採用される事が多いRealtek ALC4082で、コンデンサには低ノイズで音響特性に優れるELNA製オーディオグレードコンデンサを搭載する豪華な構成だ。またASRockのマザーボードでは定番のオーディオユーティリティ「Nahimic Audio」に対応し、バーチャルサラウンドやサウンドトラッカーなどの機能を利用できる。
デジタルノイズの混入を抑えるため、オーディオ回路はメイン基板からは分離されている |
オーディオコントローラはRealtek AL4082を搭載 | ELNA製のオーディオグレードコンデンサを2基搭載 |
「Nahimic Audio」では、「音楽」「映画」「コミュニケーション」「ゲーム」「SMART」の5つのプロファイルが選択可能。バーチャルサラウンドも利用できる |
FPSゲームで、サウンドの方向を表示できる「サウンドトラッカー2.0」も実装 |