エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1484
2024.12.12 更新
文:編集部 池西 樹
レースゲーム「Forza」シリーズの最新作「Forza Motorsport」のゲーム内ベンチマークの結果を確認していこう。「ダイナミックレンダリングクオリティ」は「高」を選択し、超解像技術はArc B580とArc A750が「AMD FSR 2.0:バランス」、GeForce RTX 4060では「NVIDIA DLSS:バランス」に設定。解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を行っている。
まずArc A750と比較すると、フルHD解像度やWQHD解像度で約50%、8GBではビデオメモリが不足する4K解像度では2倍以上のフレームレートを記録している。また超解像技術についてはAMD FSRよりNVIDIA DLSSに最適化されているようで、GeForce RTX 4060に比べるとフルHD解像度やWQHD解像度では約12%の差をつけられている。ただし、ビデオメモリが不足する4K解像度ではスコアが逆転し、Arc A750と同じく2倍以上も高いパフォーマンスを発揮する。
XeSS-FGに対応するレースゲーム「F1 24」のゲーム内ベンチマーク結果も確認しておこう。「詳細プリセット」は「超高」、「アンチエイリアス」はArc B580/Arc A750が「インテルXeスーパー・サンプリング(XeSS)」、GeForce RTX 4060が「NVIDIA DLSS」、「アンチエイリアスモード」は「バランス」、フレーム生成はArc B580が「インテルXeSS FG」と「AMD FSRフレーム生成」、Arc A750が「AMD FSRフレーム生成」、GeForce RTX 4060が「NVIDIA DLSS FG」を選択し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を行っている。
Arc Bシリーズから追加されたフレーム生成技術「XeSS FG」だが、現時点では「AMD FSR 3」のフレーム生成技術と比較してパフォーマンス面では大きな違いはないようだ。またArc A750との比較ではいずれの解像度でも約60%も上回り、今回の検証の中では最も大きな差がついた。さらにGeForce RTX 4060との比較でもフルHD解像度やWQHD解像度では約30%、メモリ帯域がボトルネックになる4K解像度では約66%と大きく引き離している。
アクションRPGゲーム「黒神話:悟空」のベンチマークソフトのスコアを確認していこう。「サンプリング解像度」は「100」、「スーパー解像度」はArc B580/Arc A750が「FSR」、GeForce RTX 4060が「DLSS」、「フレーム生成」「フルレイトレーシング」は「ON」、「フルレイトレーシングレベル」は「中」、「画質レベル」は「最高」に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
こちらはNVIDIA GeForce RTX 40シリーズに最適化されているため、4K解像度でもGeForce RTX 4060とほぼ同じ、フルHD解像度やWQHD解像度では20%前後引き離されている。とは言え、Arc A750に比べるといずれの解像度でも大きくフレームレートを伸ばしており、やはり新アーキテクチャを採用したメリットはあるようだ。