エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1486
2024.12.19 更新
文:撮影・編集部 池西 樹
続いて「FROZN A620 PRO SE」のマザーボードへの搭載手順を確認していこう。今回はAMDプラットフォームを使用して検証を行うため、Socket AM5マザーボードへの搭載手順のみを紹介する。なおIntelプラットフォームの場合も付属のバックプレートを使用してブラケットを固定する以外、手順に大きな違いはない。どちらの環境でも戸惑うことなく作業を完了することができるだろう。
Socket AM5マザーボードに標準装備されているリテンションを取り外す | 標準バックプレートのネジ穴に「Shud bolt」を装着 |
4個の「Shud bolt」を装着したら、「AMD Bracket」を「Tightening Nut」で固定する |
2つの「AMD Bracket」を固定したらベース部分が完成 | ヒートシンクをベース部分にのせてネジで固定する。なお2つのネジは均等に圧力がかかるよう交互にバランスよく締めていく |
ヒートシンクの取り付けが完了したら、ワイヤー状の「Fan Clip」でファンを固定して、「Splitter Cable」を使ってマザーボードの4pinファンコネクタに接続すれば作業は完了だ |
電源回路のヒートシンクとも干渉することなく取り付けることができた |
メモリのクリアランスを確認するため敢えてCPUソケットに近い2本のメモリスロットにメモリを実装したところ |
ツインタワーサイドフローCPUクーラーを使う場合、気になるのがメモリスロットへの干渉だ。「FROZN A620 PRO SE」でも冷却ファンがメモリスロット部分まで迫り出しているため、冷却ファンをヒートシンクの高さと同じにする標準設置の場合はCPUクーラーの高さは40mmまで、フロントファンを上側にずらした場合でも全高を160mmに抑えるにはメモリの高さは43mmまでに制限されている。
Webサイトには、標準設置のほか、シングルファン、フロントファン上側設置、トリプルファンの4パターンのメモリクリアランスが記載されている |
ちなみに今回は全高実測32mmのヒートシンク付きDDR5メモリ「Crucial DDR5 Pro」シリーズを使用しているが、冷却ファンと干渉することなく搭載することができた。またヒートシンクの下部分は大きくカットされているため、シングルファン構成ならメモリクリアランスは最大64mmに拡張できる。冷却性能とトレードオフになるが、これだけのスペースが確保できれば、メモリと干渉することはないだろう。
今回は全高32mmのヒートシンク付きDDR5メモリ「Crucial DDR5 Pro」シリーズを使用しているが、標準設置でもファンが干渉することはなかった |