エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1509
2025.02.20 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
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ここからは実際のゲームを想定したベンチマークテストを進めていこう。まずは⼈気MMO RPGの最新版「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」ベンチマークからだ。「グラフィックス設定」は「最⾼品質」を選択し、フルHD(1,920×1,080ドット)、WQHD(2,560×1,440ドット)、4K(3,840×2,160ドット)の3種類の解像度で計測を⾏っている。
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判定はフルHD解像度やWQHD解像度では「非常に快適」、4K解像度でも上から2番目の「とても快適」を獲得しており、いずれの解像度でも画質に妥協することなく高リフレッシュレートな環境でゲームをプレイできる。またGeForce RTX 5070 Tiに比べると約2%スコアが上昇しており、実際のゲームでもオーバークロックの影響はあるようだ。
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タクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」のゲーム内ベンチマークの結果を確認しておこう。「API」は「DirectX 12」、「総合品質」は「最高」、「レンダリングのスケール」を「100」に変更し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を行った。
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比較的負荷の軽いゲームのため、4K解像度でもフレームレートは200fpsを超え、高リフレッシュレートなディスプレイと組み合わせたい。また性能が飽和気味ということもあり、GeForce RTX 5070 Tiとの差は4K解像度でも1%前後とほぼ誤差の範囲。フルHD解像度やWQHD解像度では全く違いが出なかった。
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人気バトルロイヤルゲーム「Apex Legends」のスコアも確認しておこう。「Apex Legends」にはプリセットが用意されていないため、できる限り高品質になるように設定して、射撃訓練場の一定コースを周回したときのフレームレートを「FrameView」で計測した。なお144Hzのフレームレート制限は解除し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類を選択している。
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最高画質の設定だが、フルHD解像度やWQHD解像度では、300fpsのフレームレート上限に張り付く良好な結果。また4K解像度でも240fpsを超えており、最近ラインナップが増えている4K/240Hzに対応するハイエンドゲーミングディスプレイを使用する場合でも、その性能を引き出すことができる。
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「アサシン クリード ミラージュ」のゲーム内ベンチマーク結果を確認していこう。「グラフィック品質」は「最高」、適応品質は「オフ」、「アップサンプルタイプ」は「NVIDIA DLSS」、「アップサンプルクォリティ」は「バランス」に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
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GeForce RTX 5070 Tiに比べるとフルHD解像度で約3%、WQHD解像度や4K解像度では約4%上回り、これまでのゲームの中では最も大きな差がついた。またフレームレートは4K解像度でも144fpsで、「アップサンプルクォリティ」をより高画質な設定にしても問題ないだろう。