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|Cherry軸考【その4】 羽のように軽い「赤軸」
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赤軸と荷重が違うだけの「黒軸」のグラフを参考に掲載。押し込むごとに一定の割合で荷重がかかる様子がうかがえる |
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荷重は約30〜60g。認識点はストローク2mm付近に位置し、その時点の荷重は約40g。押し始めの荷重が約30gと非常に軽いため、Cherry軸の中では「茶軸」以上に軽く感じるスイッチといえる。
黒軸と同じリニアタイプながら(黒軸は荷重約40〜80gと重め)、軽さにまかせて底打ちを楽しめる。ただし指を置いただけで入力されてしまうほど軽いため、ゲームには向いているが文書作成などの実用性は少々怪しい。
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Cherry MXスイッチ「赤軸」。「Quick Fire Rapid」では全モデルが鉄板にマウントされており、底打ち時に基板がたわむことはない。「赤軸」の底打ち感のよさもマウント方法に由来するところが大きい |
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■スイッチは同じでも打ち心地は違う?
Cherry MXスイッチを採用したキーボードは各メーカーから複数のモデルが発売されているが、同じスイッチを採用していても全て打ち心地が同じとは限らない。それは主に「スタビライザー」の設計が原因。スタビライザーとは「Shift」キーやスペースキーなど、長いキーのどの部分を押しても垂直に押下できるようにキー内部に装着された安定用金具のこと。一部には背の高いスタビライザーに引っ掛かり底打ちできないモデルもあり、明確な打ち心地の差となって現れてくる。
その点「Quick Fire Rapid」シリーズには明確な底打ちが可能な、優れたスタビライザーが装備されているため安心だ。 |
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|「Quick Fire Rapid」付属品チェック
パッケージ内には本体ケーブルのほか、全キー同時押しをサポートするPS/2変換アダプタや各種交換用キートップが付属する。
ちなみにそれぞれのキー交換用に小振りなキートップリムーバー(引き抜き工具)が同梱されているので、日々の掃除などにも活用してクリーンな環境でゲームを楽しんでいただきたい。キーの抜き方も丁寧にマニュアルに記載されている。
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硬質な繊維コーティングが施されたケーブル。ケーブルを畳んだ際につくクセも最小限で済みそうだ |
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USB端子部には伝導性を高める金メッキ処理が施された。さり気ない高級感をアピールする |
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付属の「USB→PS/2変換」アダプタはこちら。全キー同時押しを有効にするにはこれを使用する |
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サンプルに付属した英語マニュアル。キーの引き抜き方などの説明があった |
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ゲームユーザー御用達、交換用キーキャップとその際に使用するリムーバー。ちなみにリムーバーは購入すると300円ほど |
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|「Quick Fire Rapid」背面観察
|メカキーには珍しいケーブル脱着式
「Quick Fire Rapid」シリーズはメカニカルキーボードとしては珍しいケーブル脱着式が採用されているため、キーボードを片付けておく際にケーブルが邪魔になることがない。
さらには通常ひとつしか用意されないケーブルのガイドも3方向用意されているので、机上の配置に合わせて自由にケーブルを取り回すことができる。さり気ない部分ではあるものの、ゲームを楽しむ上では些細な制限も排除しておきたいところだ。
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ケーブルがなくスッキリした背面。脱着式を採用するメカニカルキーボードはそう多くない |
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ケーブルボックス部と使用時のイメージ。付属のケーブル以外でも接続できるが、ボックス内は意外に狭いため付属のものを使った方が無難 |
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左右正面の3方向に延びる親切なケーブルガイド部。高級キーボードにならではの仕様や気遣いが見受けられる |
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ゲームプレイ中にはつい熱くなってしまい、自然にキーボードを打つ手にも力が入ってしまうものだ。その点「Quick Fire Rapid」シリーズの底面を支えるゴム足はグリップ力が高いため、ユーザーの激しい動きにもキーボードの位置ズレを防いでくれる。
高さ調節用のチルトスタンドも標準装備。本体を支えるのに十分な安定性をもっている。スタンドを立てることで通常35mmの本体高を50mmまで嵩上げし、傾斜をつけることが可能だ。
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底面を支えるゴム足。見た目は素っ気無いが重要な役割を担う |
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