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2009年2月10日
エルピーダとの提携交渉相手、台湾ProMOSテクノロジーズに囁かれる経営状態の悪化説 |
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DRAM業界第8位の台湾ProMOS Technologies Inc.(以下ProMOS)の経営状態悪化が囁かれている。
本日2月10日、台湾筋から「ProMOSの経営状態が深刻な状態に陥っているようだ」との情報が入り、台湾に支社を置く某半導体メーカーに確認を取ったところ「周知の事実である」との事で今後の動静に注目が集まっているという。
ProMOSは1996年に設立された半導体メーカーで、2003年5月にエルピーダとの提携合意、2004年11月には独Infineonとのメモリ製造ライセンス提携合意、また2008年5月には韓国Hynixとの提携強化、そして2009年1月には、エルピーダとパワーチップセミコンダクター、レックスチップ・エレクトロニクスの3社と経営統合に関する交渉が進められていた。
現在、世界的景気後退と需要の急激な低下による業績悪化は半導体メーカーを直撃しており、ProMOSが2009年1月9日付けに発表した2008年12月度の販売実績は前年同月比71%減を計上していた。ただしこの状況はProMOSに限ったことではなく、台湾政府は悪化する半導体業界に対し2月以降、産業再生資金の支援が検討されいる。
現在フラッシュメモリの高騰により、SSDの価格が大幅に上昇しており、来週以降最大で20%程度の値上がりが予想されている。またDDRとSODIMMも価格が上昇しており、リテール市場にも徐々に影響が出始めているという。 |
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