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2009年2月19日
九十九電機株式会社、東京地方裁判所がヤマダ電機側への事業譲渡を許可、正式事業譲渡日は3月10日 |
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九十九電機株式会社(本社・東京都千代田区)は2月18日水曜日、東京地方裁判所において、株式会社ヤマダ電機全額出資会社「株式会社Project White」への事業譲渡に関する債権者意見聴取が執り行われ、即日事業譲渡が許可された事を発表した。
当サイト1月31日付け記事でもお伝えしたように、同日付けプレスリリースにて「民事再生スポンサーとの間の事業譲渡契約締結のお知らせ」と題し、民事再生スポンサーとして2009年1月6日に基本合意を締結している国内量販店最大手の株式会社ヤマダ電機が100%出資する新会社「株式会社Project White」へのパソコンおよび周辺機器の企画開発・販売事業を譲渡する旨発表されていたが、最終的な債権者意見聴取の結果、これで予定通り3月10日火曜日に事業譲渡がされる見通しとなった。なお本日現在、ヤマダ電機ウェブサイトのグループ会社情報に「株式会社Project White」は記載されていない。
今回、東京地裁の事業譲渡許可が下されたことで、新体制・九十九電機が大きく前進したかのようにも見えるが、業界内ではヤマダ電機側主導となる大手量販店取引条件に対応ができないとの声も多く、薄利なPCパーツとは大幅に取引条件が異なる家電量販業界の格差が縮まるにはさらに時間を要するものと思われている。 |
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