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2009年3月12日
アビー、新製品の極秘情報をBlogに掲載、、、 |
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アビー株式会社(神奈川県横浜市)は、同社Blogに「新製品の極秘情報」を掲載している。(3月10日付)
極秘製品とは3月13日金曜日発売の同社ブランド初カテゴリとなるケースファン「Nano Tek Fan」の2製品。
スケルトンフレーム&インペラのBlueLED仕様「NT12-WP-BL」(市場想定売価税込1,980円)とノーマルタイプの「NT12-WP」(市場想定売価税込1,780円)で、いずれも“ナノタッチベアリング”という軸受けが採用されており、従来の構造に比べ、シャフト部は高品位ステンレス(SUS304)に精密焼入研磨が施されている。
またそれを受ける部分となるナノシャフトホルダーは、独自技術“ナノテクノロジー”というサブミクロン精度の超表面仕上げが施されており、一般的なベアリングと比べ、凹凸が少ない分、塵が溜まりにくく、摩擦係数が低いために静音性、発熱抑制に優れ、結果長寿命を実現するとしている。
さらに軸受け機構にはオイルが使われていないため、フィン、フレーム、ハウジング内部まで水洗いが可能で、羽の取り外しもできる。
なお同Blogでは、動画により、洗面所に溜めた水の中でファンが回転する動画が公開されており、実際のテストでは、24時間以上水中にて動作した実績があるという。
羽が取り外せ、水洗いができるファンは以前F&P社から「PHILIP NDBファン」という製品が発売されたが、こちらもベアリングにギミックがあり、NDBと磁気浮上設計により静音性が高く、長寿命という謳いがなされていた。
一般的ボールベアリングを筆頭に、軸受け機構はシャフトに対する固体接触(ボールベアリング)による騒音発生が静音性を妨げる大きな原因とされているが、一方クローズドオイルベアリング(スリーブベアリング・流体軸受けなど)は限りなく非接触軸受けとなり、ボールベアリングに対して静音性には有利とされている。しかし、軸受け部を改良しても、最終的には風をかき出す羽および羽形状からくる“風切り音”の問題は当然の事ながら解消される訳ではない。
軸受け機構は非常に精密に、また進化しているが、極端に言えば無音状態のようなものを最終形として想像するには、ファンとしての役割である冷却に必要な風を右から左へ移動させるという“仕事”がある以上、永遠の課題にもならないと言えるのかもしれない。 |
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(TEXT:G&D matrix 松枝 清顕)
abee Blog
http://www.abee.co.jp/blog/
■サイズ、ソニーベアリング「S・FDB」搭載流体動圧用軸受採用「S-FLEX」に80/90mmファン追加ラインナップ(2009/2/27)
http://www.gdm.or.jp/pressrelease/200902/09022801.html
■オウルテック、80mm角で16mm厚ファン「OWL-FY0816MB」発売(2009/2/26)
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■オウルテック、140mm角汎用ファン、ブラックタイプとスカイブルーLED発売(2009/2/26)
http://www.gdm.or.jp/pressrelease/200901/09012009.html
■CoolerMaster、「CM 690」レコメンドの140mmBlueLEDファン「R4-L4S-10AB-GP」発売(2009/1/20)
http://www.gdm.or.jp/pressrelease/200901/09012004.html
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アビーBlogに掲載された極秘製品、NANOTEK FAN |
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