株式会社ジャストシステム(本社・徳島県徳島市)は、2009年4月3日付プレスリリースで、株式会社キーエンス(本社・大阪市東淀川区 東証1部、6861)との資本・業務提携を発表した。
株式会社キーエンスは、ファクトリーオートメーション用の各種センサ・測定機器等の開発および製造・販売等を主な事業としている。
2009年4月3日金曜日に執り行われた株式会社ジャストシステムの取締役会において、株式会社キーエンスとの資本・業務提携契約の締結を決議し、第三者割り当て方法により28,234,300株の新規発行を実施。これを4,517,488,000円で取得し、ジャストシステム代表取締役社長・浮川和宣氏保有の13.43%を上回る43.96%を保有した筆頭株主となった。
株式会社ジャストシステムに関しては、これまで財務状況の悪化が囁かれており、今回の45億円増資により財務面での安定化が図られることになる。
なお今回株式会社ジャストシステムが調達した約45億円の具体的用途は、20億円を運転資金に、15億円を営業およびマーケティング力の強化として、10億円を債務の返済資金として今後3年間にわたり使用されるとしている。
ちなみに4月2日の発行決議前日におけるジャスダック株価は、終値252円であったが、4月6日13:55現在380円を付けている。なお今年の最安値は2月26日の114円、最高値は4月3日の308円であったが、現時点の状況ではこれを更新する見込みとなっている。 |