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GIGABYTE、ASUSTeKは?「Radeon HD4770」グラフィックカード、リリース状況を再確認してみる
2009年4月29日 |
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GIGABYTE(台湾)は、2009年4月28日解禁となったデスクトップ向け初の40nmプロセスGPU AMD「Radeon HD4770」搭載グラフィックカード、「GV-R477D5-512H-B」をGlobalサイトにて掲載を開始した。
13:01解禁と同時に販売がスタートしたミドルレンジクラスのRaden HD4770だが、主要メーカー全てが一斉発売とならないのは慣例通り。国内正規代理店からのアナウンスが未だ無いメーカーも存在するが、本日現在Globalサイトにて確認できるモデルを整理してみたい。
■GIGABYTE、ASUSTeKもまもなく登場?
2009年4月28日13:01に発表&発売解禁となった、NVIDIA GeForce 9800GTの対抗馬的存在であるATI Radeon HD4770。秋葉原のShopでは一斉に販売が開始され、順調な出足となっているようだ。エルミタ編集部でも各メーカーからの発売を確認しているが、未だ正式なアナウンスがなされていないメーカーも存在する。
今回は今後発売される製品を含め、本日現在の状況をまとめてみることにする。なお予めお断りしておくと、解禁と同時に発売が開始されたモデルはスペックも外観も横並びとなっているため、詳細スペック等は割愛し、メーカー製品サイトまたはこちらを参照していただきたい。
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Sapphire「HD4770 512M GDDR5 PCI-E DUAL DVI-I/TVO」 |
■ATI新GPUといえば、定番のSAPPHIRE
ATIのNewモデルといえば、香港を拠点とするSAPPHIRE TECHNOLOGY LIMITEDを連想する人も多いだろう。国内正規代理店は、株式会社アスク(東京都千代田区)で、販売店向けアナウンスも早い段階でなされていた。当然ファーストロットは解禁日前に出荷を完了させ、解禁当日販売と相成っている。
SAPPHIRE「HD4770 512M GDDR5 PCI-E DUAL DVI-I/TVO」(型番:21149-00-20R)は、市場想定売価が税込13,300円に設定されており、実売価格はさほどのばらつきは無かった。
・製品情報(SAPPHIRE日本語公式サイト)
・製品情報(株式会社アスク) |
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MSI「R4770-T2D512」 |
■msiも解禁当日に登場
MicroStar International(msi=台湾) 「R4770-T2D512」も解禁日当日発売を果たした。当初Radeon HD4770の価格は99ドルとされていたが、その後109ドルに訂正され、代理店からの市場想定売価変更のアナウンスがなされた販売店も確認できたが、実売価格はSAPPHIRE同様13,000円前後に落ち着いている。
また、日本国内ブランチのエムエスアイコンピュータージャパン株式会社のプレスリリースも当日配信され、いつもながらに対応が早い。
・プレスリリース(エムエスアイコンピュータージャパン株式会社)
・製品情報(エムエスアイコンピュータージャパン株式会社)
・プレスリリース(msi Global)
・製品情報(msi Global) |
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GIGABYTE「GV-R477D5-512H-B」 |
■GIGABYTEはGlobalサイトにて掲載開始のみ
GIGABYTE TECHNOLOGY(台湾)「GV-R477D5-512H-B」は、Globalサイトに製品情報が掲載が開始されたが、当日販売スタートには至らなかった。
PCパーツメーカーの1軍的存在であるGIGABYTEは、これまでにも発表当日に店頭に並ばない事が多く、今回も“市場が落ち着いた頃”の投入となりそうだ。市場想定売価は13,000円前後とされている。
なお、日本法人である日本ギガバイトの公式サイトおよび正規代理店の株式会社リンクスインターナショナルと、マスタードシード株式会社のサイトでは未だに未掲載となっている。
・製品情報(GIGABYTE Global) |
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HIS「H477F512P」 |
■HIS「H477F512P」もおとなしくスタート
Hightech Information Systems(HIS=香港)「H477F512P」も発表と共に店頭に並んだ1枚となった。実売価格は12,000円を切るやや安めの設定となっている。
HISといえば、外排気2スロットファン「IceQ Cooling Technology」を連想するが、今後のバリエーションモデルに期待が掛かるところ。 なお本日現在、正規代理店の恵安株式会社(東京都豊島区)のサイトには製品情報は掲載されていない。
・製品情報(HIS Global) |
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FORCE3D「F4770P-G5-210-FS」 |
■FORCE3DはHDMI変換アダプタ無しでコストダウン
FORCE3D(香港)「F4770P-G5-210-FS」は、コンパクトなパッケージですでに店頭に並んでいる。実売価格は11,500円を切りる安価な設定で、HDMI変換アダプタが付属されていない。
代理店は、株式会社アスク(東京都千代田区)で、販売店へのアナウンスも早くGlobalサイトにもいち早く掲載が確認された。
・製品情報(FORCE3D Global) |
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玄人志向「RH4770-E512HW/HD」 |
■玄人志向、最安値のお買い得モデル
玄人志向「RH4770-E512HW/HD」も発表と同時に店頭販売がスタート。他社同一デザインながら実売価格10,980円と最安値のお買い得モデルとなっており、他社との立ち位置の違いを明確にする玄人志向ならではの“仕事”をしている。 メディア向けプレスリリースも、解禁当日の午前中には配信されている。
・製品情報(玄人志向) |
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PowerColor「AX4770 512MD5-M」 |
■PowerColor「AX4770 512MD5-M」も発売
PowerColorブランドを展開するTUL(台湾)「AX4770 512MD5-M」は、実売価格12,000円前後で販売が開始されている。HDMI変換アダプタも同梱され、他社との違いは無い。
正規代理店はCFD販売株式会社で、こちらも解禁当日にメディア向けプレスリリースが配信されている。
・製品情報(TUL)
・製品情報(CFD販売株式会社) |
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XFX「HD-477A-YDLC」 |
■XFXには3種類がラインナップ
XFXブランドを展開するPINE Technology(香港)社の、ATI Radeonグラフィックスカードが今年初めから日本に上陸、株式会社シネックス(東京都台東区)が取り扱いを開始した。 すでにXFXのGlobalサイトには製品情報が掲載されているが、国内発売は確認されていない。 なおXFXの製品情報には、「HD-477A-YDLC」「HD-477A-YDFC」「HD-477A-YDF7」3つの型番が確認できる。スペックの違いはなく、S-Videoケーブルの有り無し等同梱品の違いのみとなる。
・製品情報(XFX) |
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ASUS「EAH4770/HTDI/512MD5」 |
■大御所、ASUSTeKはオーバークロックモデルがラインナップ
最後はASUSTeK Computer(台湾)。NVIDIA、ATI両メーカー共に新製品発表に合わせて即発売開始とは行かないのがASUS。 本日現在(29日)、Globalサイトにも製品情報の掲載は無く、日本サイトも同様。さらに正規代理店の株式会社エムヴイケー(東京都千代田区)、株式会社ユニティ(東京都千代田区)共に掲載が無く、ASUS各国のサイトでも確認が取れなかった。
現在噂されているのは、「EAH4770/HTDI/512MD5」で、こちらはリファレンススペックのモデル。そしてこれも慣例となりつつある「TOP」モデルの存在。
コアクロックは750MHzから800MHz、メモリクロックが3200MHzから3400MHzとなり、“Voltage Tweak Technology”、さらにはユーティリティである“SmartDoctor”にて、電圧が0.95Vから1.2Vに引き上げられ、理論上それぞれ971MHz/4600MHzまでのパフォーマンス向上が実現するとしている。 |
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Albatron「HD4770」 |
■その他ベンダーのHD4770(番外編)
・Albatron「HD 4770」 新製品の発売もなく、国内市場では影が薄くなってしまったAlbatron Technology(台湾)のGlobalサイトに29日付けで掲載された「HD4770」。元々NVIDIA系グラフィックカードを取り扱う同社だが、プレスリリースの形での発表となっており、製品情報のメニューにも非掲載となっている。画像のパッケージもATIロゴはあるものの、各モデル共通パッケージのようなデザイン。目新しさも無く、国内上陸は無いと見て良いだろう。
・プレスリリース(Albatron) |
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TEXT:G&D matrix 松枝 清顕
プレスリリース(AMD)
http://www.amd.com/us-en/Corporate/VirtualPressRoom/0,,51_104_543~131125,00.html
■AMD ミドルレンジの新GPU、Radeon HD4770発表(2009/4/28)
http://www.gdm.or.jp/pressrelease/200904/090428_01.html
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