Thermalrightがエントリーブランドとして市場に投入する“COGAGE”(コゲイジ)のCPUクーラー「TRUE SPIRIT」、「MST-140」の2モデルを2009年6月17日水曜日頃より出荷が開始される。なお販売代理店は、Thermalright同様、株式会社サイズ(東京都千代田区)となる。
比較的価格が高いイメージのあるThermalrightが、設計思想と冷却性能を継承しつつ、コストダウンが図られたヒートシンクを採用し、エントリークラス市場に投入するCPUクーラー第1弾。なお新ブランド名の「COGAGE」は、“Computer and Gaming Gear”からの造語とされている。
■LGA1366対応のサイドフローCPUクーラー「TRUE SPIRIT」
Thermalright「ULTRA-120」をベースにされた「TRUE SPIRIT」は、Intel LGA1366専用のサイドフロー型CPUクーラーで、搭載ファンは120x 120x 25mm、1000-1500rpm±15%、19.6-37.4dBA、35-66.5CFMのPWM可変モデルとなる。
クーラー本体寸法は、133x 75x H165mm、重量610gで、φ6mmのヒートパイプが4本搭載される。 CPUクーラーのデザインは非常にオーソドックスなタイプで、ファン搭載にはお馴染みのワイヤークリップを使用しての“引っかけタイプ”を採用し、リテンションはリテールクーラー同様のプッシュピンタイプとなっている。注射器タイプのグリスが付属し、市場想定売価は税込5,980円に設定されている。
製品情報
http://www.scythe.co.jp/cooler/true-spirit.html
■トップフロー型LGA775/LGA1366両対応CPUクーラー「MST-140」
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背面をみただけでは、Thermalright社のCPUクーラーと見分けが付かない |
Thermalright「AXP-140」を思わせるトップフロー型CPUクーラー。対応はIntel LGA775/LGA1366となり、140x 140 x25mm 1500rpmの固定回転ファンを搭載する。ファンスペックは33.5dBA、94.7CFMとなり、比較的回転数および騒音値の高い高冷却重視タイプに仕上げられている。
本体サイズは144x 147x H95mm、重量650gで、φ6mmのヒートパイプが4本搭載されている。なおこのモデルもワイヤー式ファンクリップをヒートシンクに引っかけるタイプが採用されており、Thermalright社らしさが残されている。またリテンションは、同バックプレートを使ってのネジ止め式で、CPUコアとの確実な密着が可能。
製品情報 http://www.scythe.co.jp/cooler/mst-140.html |