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[海外BTO事情] “IBuyPower Computer”のGaming PC「Gamer Paladin F750」はすこぶる評判がイイ?
[海外BTO事情] “IBuyPower Computer”のGaming PC「Gamer Paladin F750」はすこぶる評判がイイ?
2009年7月3日
「Gamer Paladin F750」
不定期更新として気まぐれに始まった[海外BTO事情]第1回は、アメリカ・カリフォルニアに拠点を置く
“
IBuyPower Computer
”
を取り上げる。
さて何故ここを取り上げるかと言うと、アメリカにヘッドクォーターオフィスがある某メーカーのチャネルマネージャー氏(APAC担当)から「こういうモデルは日本でもウケるのか?」という真夜中の質問がその発端。主観でモノを言うと誤ることがあるので曖昧に返答をしてみたものの、BTOラインナップを見てみると、なかなか面白そうなモデルが揃っており、さらにカスタマイズ画面に進むと、お国柄が反映されたパーツ選びがなされ、たいへん興味深い事にも気が付かされる。
そこで日頃見慣れた国内ブランドのBTOから少々離れ、たまには海外BTO事情に触れるのも悪くないという理由から、今回は“IBuyPower Computer”の水冷モデル
「Gamer Paladin F750」
をご紹介しようと思う。
|水冷仕様「Gamer Paladin F750」ベースモデル1,399ドル
さて記念すべき(?)第1回は、精悍なブラック筐体とクールなブルーLEDで演出された
Gaming PC「Gamer Paladin F750」(基本構成1,399ドル)
は、CPUにIntel Core i7-920がチョイスされ、
Asetek社
(HQ:デンマーク
http://www.asetek.com/
)の120mmファン仕様ラジエーターで構成される水冷クーラーが搭載されているのが最大の特徴となっている。
Asetek社の水冷キットといえば、以前サードウェーブ(ドスパラ)のBTOにも採用実績があり、OEM供給に重きを置く冷却器メーカー。今は残念ながら国内ではあまり知られていない。
ちなみに水冷を嫌う場合は、カスタマイズとしてお馴染みのメーカーである
XIGMATEK「Dark Knight 120mm」(-8ドル)
や、
CoolerMaster「V8」(+1ドル)
等を選ぶこともできる。このチョイスでの差額を見ると、デフォルト仕様の水冷はおおよそ10,000円くらいのものではないだろうか。
|“言ったモノ勝ち”は万国共通
Tempest Gaming Tower Case
次に肝心なPCケース。こちらは先日
エルミタでも紹介したメーカー
である
NZXT社
(HQ:アメリカ・カリフォルニア
http://www.nzxt.com/
)の
「
Tempest Gaming Tower Case
」
が採用されている。スペックはW211.5x H521.5x D562mmのミドルタワーで、オールBlueLED仕様の120mmファンがフロント2基、リア1基、サイドパネル1基、トップに140mmファン2基を搭載する。
ファン多搭載の高エアフローケースで、前出の水冷クーラーとの組み合わせにより、すでに “Gaming PC”たる資格を得ていると主張しているだが、もっと主張しているのがPCケースのカスタマイズで、ベースモデルの他になんと20種類ものPCケースが選択できる上、全てのモデルに
“Gaming Case”
が冠されており、たとえば
CoolerMaster「CM 690
Gaming
Tower Case」(+4ドル)
といった状況だ。
確かに「CM 690」も高エアフローでゲーマー向けとして間違っているワケでは決してないのだが、、、
ちなみに電源はデフォルトがメーカー非公表の800Wで、カスタマイズにて600W(-42ドル)から1200W(+260ドル)まで13モデルからチョイスが可能で、
CORSAIRやThermaltake
がラインナップされている。
しかしながらここまで細かいカスタマイズをしてしまうと、見る影もなくすでにベースの
「Gamer Paladin F750」
は頭の片隅にも残らないだろう。
|マザーボード、ビデオカード、その他も延々とカスタマイズチェックボタンが続く
ASUSTeK「P6T SE」
マザーボードに目を移すと、デフォルトは
ASUSTeK「P6T SE」
で、こちらも計7モデルから選択ができる。最上位のカスタマイズは、
EVGA「
X58 SLI Classified
」(+247ドル)
となる。さらにビデオカードは
NVIDIA GeForce 9800GTXの2枚挿しSLI構成
で、当然の事ながらカスタマイズが可能。その幅は下が
ATI Radoen HD3450 256MB(-258ドル)
から上は
GeForce GTX285 2GBの3枚挿し3Way-SLI(+891ドル)
で、数えるのがイヤになる位の選択肢がある。お時間のある方は是非自らチェックして頂きたいと思う。
ちなみにメーカーは
“Major Brand Powered by NVIDIA”
とされ、ブランドのみ
EVGA
が選択肢として用意されており、+5ドルまたは+10ドル(SLI enabled)にチェックを入れる事ができる。
ここまでくると後は言わずもがな、どれもこれもカスタマイズだらけになるので、ベース仕様だけを紹介すると、メモリは
DDR3-1333 6GB(2GB x3枚)
、ハードディスク
1TB(7200rpm/SATA2)
、
DVDスーパーマルチドライブ(LG 22X Dual Format)
等が延々と連なる事になる。
なおモニタはオプションで、キーボードはIBuyPowerが選定するUSBマルチメディアキーボード、マウスも同1600dpiモデル、スピーカーも2.1ch同社選定品が付属される。
|THREE YEAR DESKTOP COMPUTER SYSTEM LIMITED WARRANTIES
ここまで
“IBuyPower Computer”
「Gamer Paladin F750」
を見てきたわけだが、ここまで詳細にカスタマイズできるとは恐れ入るのひと言に尽きる。本来であれば構成パーツを絞る事により、大量仕入れができるためコスト面で有利になるはずだが、それは完全に無視されており、さらに天文学的とは言わないまでも、数え切れないほどの組み合わせでは、個々の相性など気にならないのだろうかと少々心配にもなってくる。
また、これだけの選択肢がありながらOSの選択画面が無く、トップページでは大々的に
「Windows7 Upgrade Offer」
の文言があるのみであった。
ちなみにランダムにパーツを選んで行ったところ、推定出荷日が2009年7月10日と表示され、大凡10日ほどの納期を要するらしい。
最後に重要であるWarrantyを見ると、アメリカ合衆国限定(アラスカ、ハワイ諸島含む)で3年間の製品保証が付けられており、当然の事ながら海外は対応していない事が明記されている。どうしても欲しいという方は、交渉して頂くか、なんらかの方法を持って個人輸入をして頂きたいと思うのだが、一部パーツを除けば、整備された国内流通でほとんどのパーツは日本で揃ってしまい、わざわざリスクを背負う必要は無いだろう。(営業妨害では決してありません)
このように、海外BTOは見るだけでもかなり楽しめる。この調子でアジア各国やインド、ヨーロッパ等のPC事情をこれからもご紹介出来ればと考えている。
TEXT:G&D matrix 松枝 清顕
IBuyPower Computer
http://www.ibuypower.com/
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http://www.gdm.or.jp/pressrelease/200906/090629_01.html
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「Gamer Paladin F750」ベースモデルは1,399ドル也
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