サーマルソリューションプロバイダーとして著名なARCTIC COOLING(スイス)は、北極でも赤道直下でも問題としないとする長寿命アルカリ乾電池2種を2009年8月17日(現地時間)発表した。
■どんな温度状況下でも同一品質を保つ「ARCTIC POWER」
ある時は汎用VGAクーラーを、またある時は多くが腫れ物に触るように気を遣っている中で、新型CPUの製品名を堂々表記したCPUクーラーをリリースしてしまう等、冷却系製品で話題の多いARCTIC COOLINGが、新製品として単3乾電池(AA)と単4乾電池(AAA)を発表した。
少々違和感がありつつもOthers Accessoriesのカテゴリに加わった「ARCTIC Power」2種の特徴は、ワイドレンジとなる動作温度範囲で、-30℃〜+50℃をサポートし、北極から赤道直下まで同一品質を保つというもの。
いずれも保管(貯蔵)寿命は5年間で、8本パック。スペックは単3タイプが2900mAh、単4タイプが1300mAhで、本体はアルミ製。価格は前者が8.20ドル、後者が8.50ドルとされている。
やはり何故ARCTIC COOLINGが電池を取り扱うのかという疑問が残るが、プレスリリースによると長寿命ワイドレンジバッテリーは、ラジオ、時計、キーボード、MP3プレイヤー、リモコン等すべての機器に理想的であるとし、PC周辺機器との関連性をアピールしているが、“それらの機器が同じく-30℃〜+50℃での動作に対応しているかどうか”は各々確認する必要がありそうだ。 |