サムスン電子は、自社製256GB SSDでPCゲーム業界への進出を狙うと題したプレスリリースを2009年8月12日付けで発表した。
■自社製のSSD(256GB)で、PCゲーム業界を視野に本格進出を狙う
SAMSUNGといえば、多くの高速転送SSDのNANDフラッシュで採用実績がある事はご承知の通りだが、今度は自社製のSSDでの本格進出を正式に表明した。
■サムスン、高速256GB SSDでPCゲーム業界への進出を狙う
【米国・サンノゼ】 2009年8月12日 − サムスン電子は本日、超高速の処理スピードで1ランク上のゲーム体験を提供する256ギガバイト(GB)の自社製高速SSD(半導体ドライブ)で、PCゲーム業界への進出を視野に入れていることを発表しました。
SSD技術が大衆市場から注目され続ける中、サムスンは従来のハードディスクドライブ(HDD)に代わる高速ドライブとして、自社のSSDもPCゲームの世界に受け入れられると考えています。
「処理能力の高さや高画質のグラフィックカード、高解像度モニタに加え、ゲームファンはローディング時間が短く、より動きの速いゲームを実現する高速の保存用ドライブを求めています」と、Samsung Semiconductor Inc.のメモリマーケティング担当Vice President、ジム・エリオットはコメントしています。「当社の256GB SSDは、従来のHDDに比べて全体的な性能に優れ、ノートパソコンでゲームをした場合のバッテリー稼動時間も長くなっています。サムスンの256GB SSDによって実現された超高速スピードやリアルな映像が、全てのPCゲーマーに歓迎されることは言うまでもありません」
また、Jon Peddie Research社代表のジョン・ペディ氏は次のような見解を述べています。「PCゲーム市場は主流セグメントへと成長し続けており、2012年末までに市場規模は307億ドルに達すると見られています。PCゲームファンは、高性能な最新ハードウェアの需要において上位に位置する顧客層であり、高性能SSDなどの画期的な技術の採用に代表される、PCゲーム業界の技術革新の推進役でもあります。このSSD技術は、ゲームファンが求めているプラスアルファを提供してくれるものとなるでしょう」
サムスンのSSDは、インターネットのソーシャルネットワーク・コミュニティでも話題となっています。テクノロジーの伝道者であり、YouTubeでも旋風を巻き起こしているクリス・ピリオ氏は最近、自らが「死ぬほど速い」と形容する優れたシステムを採用したオンラインビデオのシリーズを投稿しました。このビデオシリーズは、ハイテクマニアのコミュニティからも高い支持を受け、ピリオ氏のブログとYouTubeチャンネルには1,000を超えるコメントが寄せられています。ピリオ氏が制作したビデオ「SSDはゲームに役立つか(Are SSDs Good for Gaming?) 」では、「Need For Speed:Carbon」を使ってSSDの素早いローディング時間と反応時間が実証され、時間のかかっていた従来のゲームシステムに比べて、この5GBのアプリケーションが「2秒程度」でゲームの開始準備が整うことを証明しています。また、SSDの性能は、「サムスンSSDの素晴らしさ(Samsung SSD Awesomeness)」と題されたビデオを通してさらに注目を集めています 。このビデオの総再生回数は200万回を超え、1万1,000人以上のYouTubeユーザーが「お気に入り」に追加しています。
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