日立グローバルストレージテクノロジーズ(本社:アメリカ・カリフォルニア州)は、7200rpmの2.5インチハードディスクにおいて、第5世代目となる「Travelstar 7K500」を2009年9月1日より出荷を開始した。
■第5世代目9.5mm厚2.5インチのTravelstar 7K500出荷開始
本日9月1日から出荷が開始された「Travelstar 7K500」は、最大500GB、容量の7200rpm、SATA2(3Gb/s)インターフェイスの2.5インチハードディスクで、引き続き出荷台数が伸びているというノートPCや外付けストレージ、ゲーム機器向けに開発された第5世代目のモデル。従来モデルに比べ、1.5倍の大容量化と約16%の性能向上を実現し、耐衝撃性および低消費電力を特徴とする。
またオプション機能として、データ保全機能である「Bulk Data Encryption」をハードウェアベースで実現する他、Trusted Computing Group(TCG)が提唱するデータ保護の強化とシステムの盗難におけるデータ保全を目的としたストレージセキュリティの標準規格「Opal Security仕様」に初めて適合した製品となっている。
製品の長寿命化と環境への影響にも配慮されたパワーマネジメント(省電力設計)により、消費電力はローパワーアイドル時で0.69W、リード/ライト動作時で1.8ワットに抑えられており、ノートPCのバッテリ駆動時間の伸長にも寄与している。その他アイドル時平均1.7W、スタンバイ時平均0.2W、スリープ時0.1Wでスタートアップ時の最大で5.5W。
外形寸法はW70x D100x H9.5mm、平均シークタイム12m/sec、バッファ16MB。ラインナップは、160GB/250GB/320GB/500GBとなり、ブレードサーバやネットワークルータなどの連続稼動システム対応モデル(160GB-500GB)は11月の出荷開始が予定されている。 |