AMD(本社:アメリカ)は2009年11月4日14:01、TDP125Wのデスクトップ向けプロセッサ「Phenom II X4 965 Black Edition」(3.4GHz)を発表した。
■Phenomシリーズ最上位モデル、TDP125W版正式発表
「Phenom II X4 965 Black Edition」 2009年11月6日発売予定(21,000円前後)
TDP140Wの既存モデルからTDP125Wに低減されたデスクトップ向けプロセッサ最上位モデル。基本スペックはそのままに、リビジョンをC2からC3に変更され、動作電圧は0.825-1.4VとなりTDP値とともに進化が見て取れる。なおOPNは「HDZ965FBK4DGM」でDenebコアは従来通り。
製造プロセスは45nm SOIのSocket AM3/AM2で、トランジスタ数は7億5800万。CPUコア数は4で、動作クロックは3.4GHz。L2キャッシュ512KB×4、L3キャッシュ6MBで、最大動作温度は62℃に設定されている。
TDPの低減による向上恩恵は“Black Edition”という性格上言うまでもなく、定格以外での稼働となり、AMDユーザーからは発表前から注目が集まっていた。なお市場投入は2009年11月6日午前0:00に設定がなされている。
従来モデルのTDP140W版「Phenom II X4 965 Black Edition」についてはTDP120W版登場の情報から先週末の価格調査でも主要ショップ数件で“SOLD OUT”の文字が並んでいた。また発表に合わせた価格改定により、現在では20,000円を切る販売価格も確認されている。 |