OCZ Technology(本社:アメリカ・カリフォルニア州)のガス冷ユニット「OCZ Cryo-Z」をご存知だろうか。オーバークロッカー限定で用意されたニッチな冷却ユニットとしてリリースされていたこのモデルが、とある海外通販サイトの手により息を吹き返した。
■頑張ってLynnfield対応にしてみました。
OCZ Technology 「OCZ Cryo-Z」
http://www.ocztechnology.com/products/cooling_products/ocz_cryo_z
2006年末にはその概要が発表され、その約1年後に製品化されたOCZ Technologyのガス冷ユニット「Cryo-Z」。残念ながら国内ユーザーの手には届くこともなく、過去の産物として徳俵に足が掛かっていた土俵際、起死回生の逆転技が待っていた。
1999年、ニューヨーク州ヘンリエッタで立ち上げられた「FrozenCPU.com」は、Intel LGA775のみに対応していた「OCZ Cryo-Z」用にリテンションを製造、Intel LGA1366/1156対応へ見事に蘇らせた。(ちなみにAMD系はSocket AM2※AM2+/AM3/754/940/939に対応)これに関してはメーカーであるOCZ Technologyがコメント付きでPressreleaseを発表、言わば“公認扱い”となっており、ちょっとした話題となっている。
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髷に見えるガス冷ホース |
外形寸法D457.2×W208.2×256.5mm、重量26kgという冷却ユニットとしては巨大なボディに、極太ホースが天板から伸びている様はまさに大迫力。“これで冷えなければどうかしている”と思えてしまうその能力は、-40℃超えも可能とされており、当然の事ながら結露防止対策もなされているらしい。(実際のテストではしっかりと結露したという報告もある)
なお前出のFrozenCPU.comでの販売価格は379.99ドル(1ドル=90円換算 34,199円)。サイトを確認する限りでは、FedExによる海外発送にも対応しているようなので、円高のチャンスを期に「投資」してみてはいかがだろうか。 |