1月9日付け「the Voices」でもお伝えした通り、ZOTAC International (MCO) Ltd.(本社:香港)は、Intel H55 Expressチップを搭載するMini-ITXマザーボード「H55-ITX WiFi」を間もなく発売する。なお市場想定売価は19,000円前後の予定。
■Clarkdaleの消費電力は、Mini-ITXフォームファクタに最適?
Mini-ITXマザーボードで話題にのぼる事が増えてきた印象の強いZOTACだが、今度は1月8日付けで発表されたIntel新チップセット、H55 Expressを搭載するスモールフォームファクタをリリースする事になった。
以下プレスリリースに掲載されたZOTACのコメントから、このモデルのアピールポイントが見えてくる。
「Intelが最新世代の Nehalem CPU を発表してから、CPU のミニ ITX プラットフォームに対する需要が伸びていますが、オリジナルの Intel Core i7 900 シリーズの 消費電力と発熱は、このような小さいフォームファクタには多すぎる状態でした」と語るのは、ZOTAC International (MCO) 社マーケティング ディレクタ Carsten Berger 氏。「最新世代 Intel Core i3、Core i5、Core i7 プロセッサでエネルギー効率が良くなり、熱管理が改善された結果、ZOTAC H55-ITX WiFi は、高性能プロセッサを妥協なく受けとめることのできるミニ ITX プラットフォームを提供できます」
Clarkdaleについての説明は割愛するが、消費電力が低減された事と、プロセッサにグラフィック機能を統合した事で、「実はMini-ITXこそが最良の選択」と言う事だろう。Intel系ATXマザーボードのラインナップに注力しないZOTACならではの見解および展開とも言える「H55-ITX WiFi」のスペックは以下表の通り。
ZOTAC H55-ITX WiFi |
チップセット |
Intel H55 Express |
サウスブリッジ |
NA(シングルチップソリューション) |
ディスプレイオプション |
DVI/HDMI |
HDCP対応 |
○ |
HDMIオーディオ |
Premium Audio
(Dolby TrueHD & DTS-HD Master Audio ビットストリーム) |
CPUサポート |
Intel Core i3/i5/i7 LGA1156 |
システムバス |
Intel QuickPath |
メモリサポート |
DDR3-1066/1333 |
メモリ容量 |
DIMM 2,最大8GB |
拡張スロット |
PCI-Express2.0(x16)×1
Mini-PCI Express×1(WiFiモジュール用) |
SATA |
SATA3.0 Gb/s×6/eSATA×1 |
WiFi |
802.11n (300Mb/s) |
Ethernet |
10/100/1000Mbps |
USB 2.0 |
背面10/内部4 |
オーディオ |
7.1ch(S/PDIF出力) |
その他 |
OpenGL 2.1 対応、Intel Clear Video HD 技術、DVD アップスケーリング、ノイズ低減、HDMI x.v.Color、xvYCC Color、Deep Color |
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