株式会社サイズ(東京都千代田区)は、Thermalright(本社:台湾)のサブブランドとなるCOGAGEから、サイドフロータイプの大型CPUクーラー「Arrow」を2010年1月21日頃より発売を開始する。価格は9,000円台後半。
■サブブランドながら、Thermalrightモデル並の高価なCPUクーラー
日本市場において工作精度が高く、比較的高価なモデルとして認知されているThermalright。そのサブブランドとして2009年6月に第1弾がリリースされた“COGAGE”から、アッパークラスCPUクーラー「Arrow」が間もなくリリースされる。
同ブランド第1弾として以前お伝えした「TRUE SPIRIT」、「MST-140」では、Thermalrightの設計思想と冷却性能を継承しつつ、コストダウンが図られたスピンアウト的存在とお伝えしたが、それを訂正しなくてはならないほどの存在感とプライスが付けられている。
Intel LGA774/1366/1156専用の「Arrow」は、外形寸法147×125×H160mm、重量825gの重量級サイドフロー型CPUクーラーで、ダブルスタックフィン構造を採用し、φ8mm×4本のヒートパイプでU字にレイアウトされたヒートシンク間には、25mm厚以下の120mmまたは140mm口径のファンを装着する事ができる。
標準装備されるファンは120×120×25mm、回転数1000-1800rpm±15%のPWM可変タイプで、騒音値および風量はそれぞれ20.58-32.8dBA/35.5-66.5CFM。
さらにオプションで38mm厚のファンを、放熱フィン両サイドに装着が可能で、固定用クリップとして25mm厚120/140mmファン用と、38mm厚120mmファン用の各1セットが付属されている。
なおオプションファンをフル装備するとかなりの重量となるため、リテンションは専用バックプレートを使用するネジ留めタイプの固定方法が採用されている。 |