CORSAIR Memory(本社:アメリカ・カリフォルニア州)は、2009年6月に開催された「COMPUTEX TAIPEI」で発表、同年9月に国内発売となったフルタワーケース「OBSIDIAN 800D」の兄弟モデル「700D」を準備している。このモデルは間もなく開催される「CeBIT 2010」に合わせて発表される予定だ。
■若干の機能削除で小変更がなされたフルタワーPCケース第2弾
昨年の「COMPUTEX TAIPEI 2009」直前に一報をお届けした、異色のCORSAIRブランドフルタワーケース「800D」に、弟分が用意されている事が分かった。
「OBSIDIAN」シリーズに属する2代目のモデル「700D」は、3月2日からドイツで開催される「CeBIT」に合わせて発表される予定のモデルで、先代に比べて若干の機能省略がありつつも、内外装共にブラックに塗装されたその押し出しは「800D」にも劣らない存在感が醸し出されている。
現時点判明しているのは、「800D」と同サイズ(D609×W229×D609mm)が採用され、ヘアライン加工が施されたフロントアルミフェイス仕様。ただしフェイスデザインはそれを踏襲しつつ、「800D」の大きなギミックとなっていたハードディスクフロントアクセス・ホットスワップカートリッジが廃止され、縦置き4段(さらに下部2段)のシンプルなシャドウベイに変更されている。 これによりフロントフェイスのフロントアクセスドアがカットされた分、非常にすっきりとした仕上がりとなった。
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「800D」内部画像 |
「700D」内部画像 |
さらにサイドパネルのドアも廃止され、これらの2つの大きな変更点により、コストダウンが計られているが、3チャンバー構造は健在で、マザーボードトレイ部に設けられた“裏配線”用のケーブルマネジメントホールやCPUクーラーメンテナンスホール、トップ面120mmファン3基搭載可能など、「800D」の良さは随所に残されているようだ。
「700D」の予価は未定で、早ければ4月にもワールドワイドでの出荷が開始されるとの情報もある。ちなみに「800D」の国内販売価格は発売当初で税込40,000円前後。前述の変更点を考えると、「700D」は30,000円台の前半に落ち着くのではないかとも言われている。なおこれについては続報が入り次第お届けする予定。 |