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[発表]NVIDIA、GPUチップとなったネットブック向け次世代「ION」プラットフォームを発表
[発表]NVIDIA、GPUチップとなったネットブック向け次世代「ION」プラットフォームを発表
2010年3月2日 21:58 更新
2010年3月2日プレスリリース
NVIDIA Corporation(本社:アメリカ・カリフォルニア州)
は、2010年3月1日「Pine Trail」向けの次世代
「ION」プラットフォーム
を発表した。
■単体GPUとして生まれ変わった次世代「ION」プラットフォーム
NVIDIA ION
http://www.nvidia.co.jp/object/sff_ion_jp.html
これまでの「ION」プラットフォームはチップセットとしてIntel 945GS Expressの代わりにGPU統合型のチップセットGeForce 9400Mを利用することで、グラフィック機能を大幅に向上させてきた。しかし、新型のAtomプロセッサ「Pine Trail」ではCPUにノースブリッジの機能であったグラフィック機能とメモリコントローラが内蔵され、チップセットの置換えができなくなってしまった。そのためにNVIDIAは「Pine Trail」向けの「ION」プラットフォームを単体のGPUチップとして投入する方法を採用している。
「ION」GPUはサウスブリッジの「Intel NM 10 Express」にPCI Express x1を利用して接続される。PCI Express x1はGPUのインターフェイスとしては帯域幅に不安があるが、NVIDIAの発表によれば、最適化により十分な性能を発揮するとのこと。
12インチネットブック/デスクトップ向けと10インチネットブック向けの2つのモデルが用意され、違いはCUDAコア数がそれぞれ16基と8基になる点のみ。それ以外のスペックは共通で、メモリインタフェースは64bit、ビデオメモリはDDR3 512MBまで搭載することができる他、DirectX10.1に対応し、PureVideo HDを搭載するため、1080p動画をフルフレームで再生可能。GPU切り替え技術「Optimus Technology」にも対応し、GPUを利用しないときは電力供給を完全に止めることで、バッテリ駆動時間は現行の新型Atomと同等で性能は10倍程度高速になるとしている。
なお「ION」GPUを搭載した製品はネットトップ、ネットブック、マザーボード、グラフィックカードなどがあり、ASUS、ACER、LENOVO、ZOTACなどから発売が予定されており、こちらは製品のアナウンスがあり次第、順次ご紹介したい。
ASUSTeK「EeePC 1201PN」
EeeBox 1501P
TEXT:池西 樹
NVIDIA
http://www.nvidia.com/
■
PCIe x16を1Slot装備したIONマザーボード、玄人志向「POV-ION-MB330」(2009/6/19)
http://www.gdm.or.jp/pressrelease/200906/090619_01.html
■
Intel Atomプラットフォーム、NVIDIA IONグラフィックプロセッサ搭載のM/B、「ZOTAC IONITXシリーズ」正式リリース(2009/5/12)
http://www.gdm.or.jp/pressrelease/200905/090512_06.html
■
IONプラットフォームのMini-ITX対応マザーボード、ZOTAC「IONITX-B-E」「IONITX-A-U」(2009/4/16)
http://www.gdm.or.jp/pressrelease/200904/090416_06.html
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