株式会社サイズ(本社:東京都千代田区)は、サイドフロータイプのCPUクーラー「忍者参」(型番:SCNJ-3000)を2010年6月9日から出荷を開始する。市場想定売価は税込3,980円前後の予定。
■ヒートパイプが6本→8本に増強。「忍者シリーズ」の3代目登場
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ヒートパイプが8本になり、冷却能力が向上された「忍者参」。現在編集部でテスト中 |
2008年6月にリリースされた前作から2年の歳月を経て、まもなく「忍者」の3代目となる「忍者参」(型番:SCNJ-3000)が発売される事になった。
外形寸法120×120×H160mm、重量1040gの「忍者参」は、前作よりもそれぞれ4×4+H8mmと若干のサイズアップが計られている。また重量については+305gとなっているが、これは高冷却化のためのヒートシンクの構造改良と、φ6mmヒートパイプが6本から8本に増えたことによるものだ。
「無限弐」で培われたという「M.A.P.S(Multiple Airflow Pass-through Structure)」と呼ばれる“多重エアフロー透過構造”が採用されたアルミニウム放熱フィンは、「忍者クーラー」伝統のフィン形状に合わせ、4ブロック構造になっている。
また搭載されるファンは120mm口径の「KAZE JYUNI」可変PWMモデルで、付属のファンコントローラー(拡張ブラケットタイプ/ボリュームコントロール式)により回転数帯域を740rpm±25%/9.8dBA/37.15CFM〜1900rpm±10%/37.0dBA/110.31CFM、または470rpm±30%/7.05dBA/23.0CFM〜1340rpm±10%/27.3dBA/76.53CFMにカスタマイズする事ができる。
対応ソケットはIntel LGA1366/1156/775、AMD Socket AM3/AM2+/AM2/939/940/754のユニバーサル仕様で、「F.M.S.B.2(Flip Mount Super Back-plate 2)」と呼ばれる専用バックプレートで、クーラー本体をマザーボードに強力に装着できる。
なおこのモデルについては、エルミタ的「一点突破」 CPUクーラー編 Vol.6(近日掲載開始予定)にて詳細をお届けしたい。 |