NVIDIA Corporation(本社:アメリカ・カリフォルニア州)は日本時間2010年5月31日、DirectX 11に対応するハイエンドグラフィックスカード「GeForce GTX 465」(以下、GTX 465)を発表した。
■GeForce GTX 400ファミリーのエントリーモデル“GTX 465”
GTX 465は、開発コード「Fermi」と呼ばれていた、NVIDIAの新型GPU「GeForce GTX 400シリーズ」の下位モデル。CUDAプロセッサ数(≒ストリーミングプロセッサ数)は352基、GPUコアクロックは607MHz、メモリインターフェイスは、GDDR5を採用し256bit/3206MHzとなっている。以下はシリーズのスペックをまとめたもの。
スペックを比較するとGTX 465は「GTX 470」の廉価版という位置づけ。CUDAプロセッサ数(≒ストリーミングプロセッサ数)を448基→352基に削り、メモリインターフェイスを320bit→256bitに。その他のスペックについては、ほぼ変更は見当たらない。
公開されたリファレンスカードの映像出力は、DVI-I×2、Mini-HDMI×1となっており、DVIはDualLinkに対応。ただしメーカーオリジナルモデルでは、別途DisplayPortを追加した製品も確認されている。冷却クーラーは、2スロット占有型を採用。カードサイズは「GTX 470」と同じW242×H111×D37mm。
国内での販売開始は、明日6月1日の午前零時をもって解禁される。秋葉原のショップではすでに入荷しているモデルも確認できており、初日から店頭に並ぶことになるだろう。販売価格は概ね約28,000円〜31,000円となる予定。なおメーカー個別の製品については、順次お届けする予定。 |