気になる冷却機構は、ボトム面に1基、サイド上部に1基、トップに1基の120mmファンが装着され、さらに電源ユニット部にあたる側面パネル部には通気孔が設けられている。
なおこのスタイル一番の恩恵は、“長モノ”グラフィックスカードが搭載できる点で、Radeon HD 5970が搭載できてしまう。先にリリースされたCubeケース「SST-SG07B」同様、どうやら小型PCにハイエンドグラフィックスカード搭載という組み合わせを軸に今後も展開させてゆく作戦のようだ。ちなみに2010年第3四半期-第4四半期中にはリリースする予定だとか。
高い工作精度が要求される“コの字”フレームが特徴となるフラッグシップシリーズ「Temjin」のコンセプトモデルも展示されていた。
現時点詳細不明となるNew「Temjin」だが、ASUSTeK「Rampage III Extreme」に3枚挿しグラフィックスカードで武装され、ハイエンドクラスのPCケースである事が主張されていた。
前出「RAVENシリーズ」がハイエンドクラス中でも普及モデルになりつつある中、その売価も“フラッグシップすぎる”「Temjin」は、なかなか難しい位置付けになってしまった感がある。果たして国内市場で入手できる日はくるのだろうか。